シンガポール地下鉄の正しい乗り方。という題 は、明日の予定
15年ぶりぐらいのシンガポールであった。15年ぶりぐらいにビンタン島にいった。 船乗り場は変わっていた。そのリゾート地はビンタン島の首都であるタンジュンピナンとは島の反対側にあり、確かに10年以上前は密林であった。 小さな高速艇で渡った頃とは違い、大きな船になっており、シンガポール人の観光客も多く、手軽に行けるシンガポール植民地であった。船で1時間。シンガポールの2倍の広さ。通貨もシンガポールドル又は米ドル。 かつては島に上陸した瞬間にガラム(丁子)の臭いと土の臭いがしたが、少し湿った亜熱帯の空気が懐かしかっただけであった。完全にビーチ観光のためだけの地域で、船着場には、1件の民家もなく、すべてが観光産業に従事している人々であった。 歩いていけるビーチはないようで、日帰りの観光客も5分程度はバスに乗っていかなければならない。道論市井のバスは走っていない。シンガポールとインドネシアが共同で、未開の原野を切り開いて、外貨獲得のため資本投下した場所である。即席ビザ代まで取ると言うアクドサも抜け目ない。 ビンタン島(星の島)は、風向きなどのために、人が住んでいるのはタンジュンピナンなど島の反対側しかなく、農耕不適な土地柄であるため、人口は少ない。隣接するバタム島は安い人件費を求めて90年代から工場地帯に急遽変貌し、人口も増えている状況だ。安いところに人が行くのは、悲しいことではあるが、どうやら、買春のために島を訪れるシンガポール人も多いようである。そういえば、対岸の街、マレーシアのジョホールバルにも射精産業が多く見受けられた。 ホテルで働く現地の人々は、押し寄せる観光客と、落としていくお金をどう見ているのだろうか。 それでも、水は、珊瑚礁ではないが、綺麗であり、1,2泊程度なら楽しめるし、シンガポールから手軽にビーチという意味では良い。考えたらなかなか働いてから、1週間2週間とビーチで脳を溶かすことができなくなっているのであった。プールで戯れるレズビアンカップル。おそろいのタトゥーを足首に入れ、一生の契りを交わしたのか。お互いの体をバスタオルで拭いてあげる姿が、妙に、愛を感じた。