八丈島のキョン
昨日あれほど、したたかな経済人、ザ庶民を力説したのだが、本日は、それを無視して離島に行って来たのである。 1970年代後半に青少年期を過ごし、少年ジャンプを熟読してきた孤の年代の9割なら知っている『がきデカ』と『マカロニほうれん荘』。不条理ギャグ漫画で、どちら派であるかということが重要であり、エログロナンセンス派はがきデカであったが、私は、レッドツエッペリンを前面に押し出したマカロニほうれん荘派であった。その後、確かガキデカの作者山上たつひこは作家に、マカロニの作者鴨川つばめは、自殺したとか才能が尽き果て行方不明になったとか言われていたが、あの時期同時に後世に残るギャグ漫画を世に残したのであった。 ガキデカといえば、死刑!あふりか象が好き!んが!そして、八丈島のきょん!である。あれから30年の月日が流れ、もしかしてきょんというのは、いるのではないかという疑問が先週ふと思いつき、確認しにいくことになったのである。 その結果、キョンは存在することが明らかになったのである。八丈島は東京都であるが、東京から南に約300キロ弱の地点にあるひょうたん島である。勿論、ひょこりひょうたん島の舞台でもある。1万人にが住む雨がちな暖かい島である。といっても、温暖の今年、東京とそう気温は変わらないのであった。勿論、そういう訳で、大阪とも気温は変わらないのである。 事前に調べておくと、空港からはリムジンバスはなく、タクシーかレンタカーしかないので、思わず、2500円(一番安いところをケットで検索)で軽自動車を借りたのである。腐っても品川ナンバーである。 そんあことは、さておいて、キョンはいるのである。神が存在するのと同様、きょんはいるのである。しかし、きょんは、飼育されているのである。八丈植物公園(無料)の中にである。八丈島の名産の一つは、岩のりそして、明日葉である。岩のり明日葉そばを、まずは、郷土料理として、レンタカーを借りて、早々に食べる。何せ、朝、5時55分に起きて飛行機を乗り継いだだけに、何もまだ食べていないのに、到着は昼食時なのである。遠いのである。長距離出張なのである。 八丈島の名産のひとつは、くさやである。くさやはその噂だけは聞いており、30数年生きてきた私でさえもまだ食べたことがなかった。食べたことのある人に、「あれはウンコの臭いがする」といわれ非常にびびってはいたのである。このくさやパンを手に取ると、店の人に、それは、くさやですよ、いいですか大丈夫ですか?と警戒された。自分で作っておきながらである・・・。勇気を1パーセント振り絞って購入する。 くさやピザである。店に人によると、鈴木京香さんが大好物にしているとのことである。くさやピザやくさやパンを売っているのはこの店だけという噂もあり、購入し、食する。うまいじゃないか。オイルサーディンというか、アンチョビと変わらないのであった。これでは、フナ寿司のほうがよっぽど、オエーである。 ついでに豆乳を買った。手に取ると、店の人に、それは、豆腐ですよいいですか?といわれたが、いいですよというと、近くのおばあちゃんが3,4本持ってきてくれるんですよ、2,3日はもちますからと言われた。良く見ると、その辺のペットボトルに適当に詰め替えているだけだということが判明し、決してキリンではないことも判明したのである。 さて、八丈島のとおり、8の字に回ってきた報告については、明日(と思う)を待て。何!誰も待っていないとな!死刑!