箕面の山奥北、能勢の山中の北、京都府亀岡の少し南、その宗教施設に潜入
シュシュポポシュポポ、さすが、亀岡、綾部というと、大本を育んだ土地柄である。山肌に多重の塔を発見(その横にある、像は、その前途多難な道を今後の日記でアップ予定)、辺りには、はっきりいわなくても、何もない。山と民家と田畑以外に。シュシュポポシュポポ、大阪府とはいえ、山の中に入っていけるのは、南部の千早赤阪か、この箕面より奥の豊能辺りしかないかもしれないが、いくら大阪からといっても結構遠いのである。シュシュポポシュポポ、その聖地に入ろうとしたら、掃除しているおばさんに、咎められた。「すみません、ちょっと待っていただけますか。この鹿たちが乱暴でして」ということであった。鹿で、要塞を防御している模様である。 シュシュポポシュポポ、「正浄遺伝子組替祈願」と建物に書かれているところが、渋い、その名は高燈籠シュシュポポシュポポ、入り口で、入場料300円を支払う。記帳に記入するのだが、何回来たか記入する欄があり、いろいろみると、26回とか83回とか、書かれており、大変ありがたい施設なのである。 ドドーンと拭く抜けに回廊、そして、多宝塔、その出発点より、シュシュポポシュポポ。シュシュポポシュポポ、位牌さまが、汽車に乗って、上っていくのである。これが、かの有名な、自動巡拝往復ご先祖様供養システム、そのものなのである。その全貌が今明らかになろうとしている。 シュシュポポシュポポ、ナニを隠そう、先祖供養だけでなく、自分の病気回復祈願や、合格祈願(例えば剣道6段とか)だってできるのである。シュシュポポシュポポ、それだけでなく、それだけでは、線路が暇なのであろうか、華麗な人々も、サルビスで走っているのである。おまけに、襖の奥が、お墓になっているという奥ゆかしいシステムなのである。シュシュポポシュポポ、とにかく、説明書によると、宗派に関係なく、巡拝奉納金1,000円を支払えば、何人であれ、この模型汽車を走らせるという栄光に属することができるのである。シュシュポポシュポポ、結構なスピードで走っているので、ゆっくりシャッターを押すと、ぶれる仕組みにさえなっているのである。シュシュポポシュポポ、中国を通過中です。すれ違う様子も割とシュールであり、こんな山奥でこのような光景が繰り返されているとは、なかなかスゲエことでもあると感じざるを得ないのであった。シュシュポポシュポポ、ミャンマーを通過中です。旧ビルマです。シュシュポポシュポポ、6階までらせん状に上がっていくのであるが、随分、上までいくと、もう558回も来ている人にも出会うのである。来れば来るほど、この駒のようなものが上階にいけるのである。シュシュポポシュポポ、さて、印度である。やっとインドである。私も行った。仏陀が悟りを開いたサールナートにも行った。サールナート、んあて響きのいい地名なんだ! パキスタンもあって、とにかく、脈略のようなものは、ない模様。シュシュポポシュポポ、スロープの壁面には水晶板を用いているのは仏陀を示しているという。浄土も水晶などの宝石で出来ていると、(どのお経かわからないが)お経にも書かれていますという説明もあるのである。シュシュポポシュポポ、さて、いよいよ、最上階にも近づき、どういうわけか、博多人形もここで終わりという表示を受け、そうなんだと一応無理やり納得させるんであった。とにかく、三十三観音がメインだというが、なぜか木彫りではなく、絵であり、どちらかというと博多人形700体がメインなのである。もしかして汽車ぽっぽだけでなく、人形マニアの集結地かも知れないなんて思うのであった。シュシュポポシュポポ、出世兜に、日本一である。とにかく、監視モニターだらけではあるのだが、もう、ナニが何でも撮りまくっている私ではあった。シュシュポポシュポポ、ついに、1000回巡礼させに来ている人が居る。単純に1000円とすると、単純に100万円である。安いものである。シュシュポポシュポポ、ついに、最上階、終点であるとおもいきや、ちゃんと、ここでUターンである。さすがである。シュシュポポシュポポ、よくは、分からないが、最上階に鎮座するのは、回転寿司ならぬ、回転踊り子であった。 シュシュポポシュポポ、まあまあ、満足したというか、素晴らしい発想に脱帽である。遺伝子組み換えだけは、ちょっと不安である。パンフレットによると、「遺伝子の組替で人間は本質的に変え得られる」「仏をまつる塔を右廻りする簡易な行じ方によって人間を本質的に良く変えることができる」ということがあるお経の中で述べられていて、この塔の中では、塔内中央の二仏の周りを右廻りして礼拝しているのだから、遺伝子組替か、それ以上の効果があるものと考えられる。・・・かなり論理的である。いやこれは倫理なのか・・・果たして、私は、参拝したのか?