エーデルワイzu
知っているかい、インフルエンザで観光客激減の神戸で、各施設がただとか半額になっているということを。こりゃ、チャーンスとばかりに、仕事も遊びもそこそこに出かけるのが、私の極意である。 独白すると、自宅にビデオが入ってきたのは高校生になってからであり、中学まではもっぱら映画といえばテレビか見に行くしか手段がなかったのであった。年ばれるか、まあ、ばれてもええけどな。 そんな訳で、中学校時の映画通(どんなけ本数みているか)ってのは、どんなけ早く映画に目覚めたかと、どんなけ金持ってて映画館に行ったかである。勿論、当時は名作2本立て3本立てなんかをまだ映画館でやっていた時代である。チューボーの私にとって、街に繰り出すというのは、ジャージ関連のスポーツ用品を買いにいくか、医者に行くか、映画を見に行くかしかなかったのである。そんなある日の一こまで見に行ったのが、エーデルワイス、あれれ、なんだっけ、ああ、サウンドオブミュージックと、スティングの2本立てであった。Doe, a deer, a female deerRay, a drop of golden sunMe, a name I call myselFar, a long, long way to runSew, a needle pulling threadLa, a note to follow sewTea, I drink with jam and breadThat will bring us back to Do ・ ・中学校の私は、ドレミファソラチ~のチー?に驚愕したものであった。シじゃなく、チーって言っているぜ、本場では、と。そして、高校生という大人になり、チーではなくティーだったということを知って再度驚愕したどころか、なんだよラ!ソの次かよ! 時代背景も、ストーリーも知らず、へえ、ミュージカルって結構おもろいねんな、と気がついたチュウボーであり、そのあと、ウエストサイドストーリーを見て、内容なんてなくともミュージカルおもろいな、と確信犯になっていくのであった。 そして、ついでに言うと、というか、どちらかというと、ポールニューマンとロバートレッドフォードのほうが、中学生にとって、ジュリーアンドリュースより興味があったので(ホモではないけど)、スティングが私の中でのメインであった。帰って、いきなり冒頭のシーンのように、洗面台に氷を敷き詰め顔を洗ったぐらいである。まあ、そんな話は、どうでもいいとして、再度繰り返していうが、ご存知の通り、神戸市の水族館や博物館が、インフルエンザのおかげで、来場者激減、地震に続いて、頑張ろうぜ神戸、とにかくただとか、半額キャンペーンしているので、急いで、自分の庭に、仕事帰り早々に切り上げて、30分だけ寄って来たのである。寄ったはいいが、すべての施設が無料ではなかったのに気がついたのは、金を払うときになってからである。なっ、ナッチ。とにかく、俺の青いケシはどうなっておるのか、紺桔梗さん!とにかく、鬱陶しい奴らに復讐せねばならぬ俺が大切に育てているもの!まあ、そんな訳で、エーデルワイスよ。尼崎に生まれて神戸で育ったケーキ屋ちゃうで!つまり、カックンである。可憐に生きていこうや。