アルマトイ→ビシュケク
カザフスタン、アルマトイ15時、今日中に5時間先のキルギスのビシュケクに行けばいいやと軽く考えていたが、ふと、もしかして陸路の国境って夕方に閉まるのではないか、そんな過去の経験からその可能性もあるような気がしてきて、至急焦りだした。 急いでホテルに戻り、バスターミナルに行こうか、と思ったが、少なくとも役人の17時には断然間に合わない。24時間オープン国境であることを願うしかないのではないか、と思うことにはしたものの、バスは頻繁に出ているとはいっても、向こうに夜中に着くようなバスはないかも知れないとも思いつつ、何だか悪いことばかり考え始め、急いでタクシーを捕まえてホテル荷物ピックアップ経由でバスターミナルに行くことにする。 しかし、この国は車の天井にタクシーマークつけたりボディにタクシーと分かる文字や色のタクシーが少なく、適当に道端で手を出して、走ってくる車が止まってくれるのを待たねばならない。それも、何だか、ヒッチハイクなのか、ヒッチハイクシステムで多少の銭っこを払うのか、ほんまにタクシー運転手なのか、分からないのだ。明らかにカップルの車が手を上げた人の前で停まったり、先ほど私が乗ったタクシーも私が乗っているのに同じ方向に行きそうな人を探していた(まあ、それは韓国他よくある話ではあるが)。 走ってくる車を止めて地図出してというのも、説明するのも大変だし、停まっている車にも結構人がぼんやり座っているので、車の中に人がいるのを片っ端に、「あなたはタクシーか」と聞くと、そのうちの一人がそうだといい、まあ、本当にタクシーなのだか、適当に乗せているのかよく分からないまま、地図を広げここに寄ってここに行くみたいなことを言って、人のよさそうなおっさんだったので、値段はこれでいいかと札を見せるとうなずいた。多分、結構、多目だったおかも知れない。(実はその前にも俺もタクシーだといわれた車もあったのだが、小心者の私、その車がぴかぴかのベンツだったので、遠慮した) バスターミナルに着くと、バスはどうやら、もう最終便が行ってしまったのか、よく分からないが、ビシュケクを叫び続けると、皆が指差す方向に歩いていくと、端のほうにたどり着き、キルギスの国境までしかないぞとか言われながらやはりそうかと落胆しつつ、一人かおまえといわれ、連れて行かれると、さあ荷物を乗せろというので、値段を聞くと3000テンゲ(1600円ぐらい)といわれ、バスなら1000テンゲなのだが、このヴァンでいくことにする。私が乗るとすぐに出発、後ろには5名の人数が乗っており、出発時に3000ずつ金を集めた。ぼられてはないが、1万円の商売か・・・と物価から考えてまあまあだなあと思いつつ、出発する。多分、学生時代ならそういうことも調べたであろうが、今は、時間を金で買う極悪サラリーパーソンなのだ。 市内は暫く渋滞だが、その後草原地帯を走り出すと、景色がすごく、ついつい、雪のないチベット高原を思い出した。ヤクがいたらそのままだなと思いながら羊や馬が放牧されていた。イスラムの墓も見える。後ろの3人家族は、「シナ?コリア?」と聞いてくるので、「ニッサン三菱トヨタジャパン」と答える。その後ろの若いカップルは、ジロジロと私を見る眼光が鋭い。(といいながら荷物を見てくれた)4時間程度で国境に到着し、人があふれ、押しくら饅頭状態の罵声(順番抜かした抜かされただの)の微笑ましい状態の中、1時間かかって出国する。3人家族のおばちゃんが、「私に着いて来なさい!しっかりと!」といいながら、どんどんスルリと抜け、前の方に行ってしまう。私の出国の番は、皆と違い、長く長い尋問、というか、まったくロシア語が分からず、オーオーといっている間に、スタンプが押される。キルギスの入国は、5分程度。それも、お前は別室だ、といわれ、別室に行くと、部屋に入るなとパスポートだけ取られ、3分ほど待つと、はいよ、とパスポートを渡される。入国カードも何もなかったんですけど。スタンプ押されてるのか、確認すると、「あ、薄っ!」となんだか押されているんだか分からないものがあった。運転手と車はまだであり、ゴロゴロ歩いていると、同乗者のおばちゃんがここよ、皆荷物固めてるわよ、といい、荷物を預けると、同乗者おじちゃんがビールを飲んでいたので、私も両替して、ビールを買いに行く。荷物を見張ってくれるカップル。その横で、ごめん、ビールぐびぐび。闇に隠れて立小便も。 30分ほど待つと、やがてヴァンが国境を抜けてきて、30分も走るとビシュケクの街に入ったのであった。途中でおばちゃん一家3人が降り、若いカップルがバスステーションで降ろされ、残り私は一緒にホテルを探してくれた。運転手はトルコ人だそうで、暗い街中をぐるぐる回ってやっとホテルらしき?場所で降ろしてくれたのであった。結局時速100キロを超える爽快な道を越えてでも、5時間半かかったが、90分は国境超えに時間を要したので、実質は2,300キロを4時間かけて走ったという感じであった。 韓国、板門店ツアー 韓国ドルメン ソウル、警察博物館 ソウル、警察博物館2 ソウル、農業博物館 ソウル、教育博物館 ソウル、63ワックスミュージアム ソウル、63ワックスミュージアム2 韓国gourmetの旅 韓国・ソウル→カザフスタン・アルマトイ カザフスタン・アルマトイ、合同結婚式 カザフスタン・アルマトイ、民族楽器博物館 カザフスタン・アルマトイ、中央バザール カザフスタン・アルマトイ、コクトベ カザフスタン・アルマトイ観光案内 カザフスタン・アルマトイ→キルギス・ビシュケク キルギス・ビシュケク、で警察の暴漢にあう。 キルギス・ビシュケク、オッシュバザール キルギス国立博物館 キルギスの歴史、特徴 中央アジアgourmetの旅 キルギス・ビシュケクチェクアウトからイスタンブールまで キルギス・ビシュケクチェクアウトからイスタンブールまで2 25年ぶりガラタ橋 ガラタ塔 イスタンブル、ドームの イスタンブル・イエニジャーミー イスタンブル・スルタンアメフット イスタンブル地下宮殿・水道橋・グランバザール 飛んでイスタンブール とるこから帰国 おまけ、1987年トルコ旅行 帰国後