★～癒されてみたい

2006.06.16

ルノワール
「ピアノに向かう娘たち」

作家プロフィール :ルノワール AUGUSTE RENOIR

1841年、フランス中部、リモージュの貧しい仕立て屋の息子に生まれる。
幼少の頃、家族と共にパリに出て、15歳で磁器の絵付け職人の工房に弟子入りした。

1862年、パリ国立美術学校に入学、ここでモネ、シスレー、バジール等、
将来の印象派の仲間と知り合い、
彼等と共に戸外制作に熱中する。

1874年、同志達と共に第１回印象派展を開催、外光に敏感な、
色面分割と筆触並列法などのまったく新しい技法は一大センセーションをまきおこし
以来、痛烈な批判を受け続けながらも印象派展を開催し続けた。

1886年、第８回印象派展あたりから、ようやく世間に認められ始め、

1890年頃には、一躍人気作家の仲間入りを果たした。女体賛美主義者ブーシェに傾倒、
明るい光と色彩のリズム、絵付けをした陶器の肌ざわりのような
豊麗な女性の肉体の美しさを描いたルノワールの絵画は
人々が競い合って買い求めるものとなり、
晩年近くのこの頃になってようやく安定した生活を南フランスのカンヌで送った。

1919年、逝去。晩年はリューマチに苦しんだが、
それでも彼は亡くなる直前まで絵筆を握り続けたと言う。