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2004年12月16日
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カテゴリ:カテゴリ未分類

参りましたネ
楽天さんのメンテナンスに引っかかり1時から10時までサイトの閲覧はおろか、書き込みも出来ないみたいです。私の場合深夜の1時頃に帰宅しますので完璧OUTです。それで今(1時20分)テキストに書き込んでいます。それでどんな画面になるか判らないのですが、取りあえず、発進です。
早春の思い出

今日の壁紙は「カタクリ」です。

●カタクリ(リンクです)

「片栗」ユリ科のお花です。別名 「 ハツユリ 」
「 カタカゴ 」。名前の由来は、万葉集の

もののふの八十娘子らが汲みまがふ 
寺井の上の堅香子(かたかご)の花
(19巻4143大伴家持)


の「堅香子」が由来だそうです。
(また「傾籠」が語源と言う説も・・これは、花の様子を傾いた籠に例えたものとも言われています。)
スプリングエフェメラル「Spring ephemeral(春の妖精)」と呼ばれ、早春を代表する植物です。
花言葉は初恋・・・「寂しさに耐える」です。

17歳の少年はサイモン&ガーフアンクルのレコードを毎日のように聴いていた。「パセリ、セージ、ローズマリー&タイム」
そのなかに100年以上も昔の米国の女流詩人、
エミリー・ディキンソンに捧げられたうたがありました。
「エミリー・エミリー」
(原題は『For Emily, Whenever I May Find Her』。

…なんて不思議な夢だったんだろう
きみのからだはシルクのオーガンディーと
雨よりもやわらかいバーガンディー色の
クリノリンに包まれて…

ぼくはひとけのない通りをさまよい
ショーウィンドウの前を通り過ぎ
カテドラルの鐘の音が
裏通りにまで染み渡るのを聞きながら
歩きつづけた

すると君が駆け寄ってきた
その頬は夜の冷気に赤らんでいた
僕らはネズの木や街燈に彩られた
凍てつく雪原を歩いていった
君の手を握りしめて…

そこで目が覚め、
傍らに君のぬくもりを感じ
蜜のように美しい君の髪に感謝の口づけを捧げた
愛しているんだ
愛しているんだよ…。



●オーガンディー・・・透けるような素材
●バーガンディー色・・ブルゴーニュ地方とブルゴーニュ
地方で造られるワインをあらわす英語
●クリノリン・・・・・鯨ひげや針金を輪状にして重ねたフープ
(枠)に、麻糸と馬の尾毛を織り上げた布地を張った
1850年代フランスの下着。

17歳の少年が想い描いていた少女との淡いロマンスの
イメージはこのうたの「夢」のような甘美なものだったようです。

少年はその後30年近くの間、そのイメージをこころの片隅にひっそりとしまいこんで現実の生活に追われていた。そしてそのエミリー・ディキンソンの詩を読もうとしたこともなかった。カタクリの花に出会うまでは…。

そのエミリー・ディキンソンはこんな詩を書いています。

「百年あとには」



---百年あとには
この場所を知る人は誰もいない
ここで演じられた大きな苦悩も
平和のように静かだ

雑草がわがもの顔にはびこり
見知らぬ人々が散歩にきて
もう遠い死者の
さびしい墓碑の綴字を判読する

夏の野を通り過ぎる風だけが
この道を回想する
記憶の落としていった鍵を
本能が拾い上げて・・・


-------------------------------------------
「…そういえば、
あなたと一度も海へ行ったことがありませんでしたね。
…雨の日のあなたもみたことがなかった…」

少女からの最後の手紙には そんなふうに書かれていました。

「ライ麦畑で捕まえて(J.D サリンジャー)」も久しぶりに読んでみたくなりました。

(追伸)なんだか10時にあけたら、6時までらったらしいですね~。








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最終更新日  2004年12月16日 11時30分58秒
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