|
テーマ:携帯電話って・・・!?(416)
カテゴリ:セミナー・講演会
7/5に立教大ビジネススクールの「都市ビジネス論」のにゲストとして、日経コミュニケーションの加藤副編集長が、講演されるということで、行ってきました。
日経コミュニケーションは月2回発行で、Webでも見れるそうです。 講演のテーマは「FMC最前線」で、次世代の通信サービスの動向についてお話頂けました。 ○FMCとは? ・固定電話(Fixed)と携帯電話(Mobile)の融合(Convergence)で、意識せずに1台の端末で固定回線と移動回線を児童選択し、契約が1キャリアで済み、一番易い回線で通話ができるサービス。 ・構想としては5年以上前からあったが、固定電話が減収の一途(NTTグループ固定系収入:2000年4兆円→2004年3兆円)で、携帯電話も頭打ち(2004年3月時の総契約件数8700万件、2004年単の年契約数4400万台の内、新規契約500万台と90%が買換需要)となり、ここに来て新しい付加価値を生み出す為に注目されている。 ○英国BT社がFMCブームを引き起こした ・先月6月にモトローラの端末でサービス「BT Fusio」開始。屋外ではGMS携帯電話、屋内はBluetooth経由で固定電話として、1つの番号を使用可能。ちなみに2001年に携帯事業を売却。 ・今後1年以内に無線LANインターフェイスの端末と起業サービスを提供し、世界で展開。早ければ2~3年、遅くとも5年でFMCはBT社の主力サービスとなる予定。 ・1999年にFMCサービスを開始したが、固定と携帯で別々の請求書、固定と携帯の切替が手動、端末が高価で大きかった為、本格化に失敗した経験がある。 ○韓国KT社はFMCで先行 ・2004年10月にサム寸電子端末でサービス「DU:」開始。今後は対応端末の種類を拡充し、端末インターフェイスを無線LANに切替え、固定電話の定額プランを導入予定。 ○NTTグループの動向 ・IP電話の出現で存在価値を問われているNTTコミュニケーションは積極的だが、NTTドコモの協力が必須。ドコモとしては現在の室内での通話料金が減るだけ。 ・NTT持ち株会社が6月にグループ間の調整を担当する「ビジネスプロセス改革推進室」を設置。 ○KDDIの「ウルトラ3G」 国内で唯一、固定と携帯を1社で持つ総合通信事業者。4/1にFMC推進室(10名)を設置。5月に固定と携帯の料金一括請求サービス「KDDIまとめて請求」開始。6月に次世代ネットワーク構想「ウルトラ3G」発表。 ○新たなFMC 1.ライブドアの無線LANサービス(2005年10月から山手線内80%のエリア) 月額525円(インターネツト接続料込)+初期費1050円。3事業者との提携を実現。 パワードコム:山手線内電柱2200本にアクセスポイント YOZAN:2006年3月まで23区6200ヶ所、2006年12月まで関東1都8県6万ヶ所 グローバルアクセス(丸紅系):電柱地中化エリア200ヶ所 2.YOZANのWiMAXサービス(2005年内) 月額3000円、600局で23区をカバー、通信速度は数十メガビット/秒と高速。 ○今後の通信業界で見逃せない動き ・7/13 「ワイヤレスジャパン2005」でキャリア各社のトップがスピーチ ・8月頃 1.7GHz帯の携帯電話新規参入が決定 ・9月頃 NTTが中期経営計画を発表 ・日本テレコムをソフトバンクがどうするか?「おとくライン」は儲かってない ・NTTグループの再々編 ・インテルがWiMAXを指示しており、全ノートPCに標準装備されるのか? PS. 質疑応答の中で、回線ではNTT東西とバッティングして、サービスではNTTデータとバッティングしているNTTコミュニケーションが話題となりました。NTTcomはグループの中でも人材の宝庫と言われているそうで、どうするのか注目されているようです。NTTは元のサヤに戻りたいそうですが・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月07日 19時33分25秒
コメント(0) | コメントを書く
[セミナー・講演会] カテゴリの最新記事
|
|