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カテゴリ:セミナー・講演会
有楽町で開催されている中小企業基盤整備機構主催の「ベンチャーフェアーJAPAN2006」で、ワタミの渡邊社長の講演があり、聴いてきた。
中小企業の経営者、創業を目指す人が対象だったので、渡邊社長が会社を経営する上で何が大事かを、教えて頂けた。 会場は、立ち見が出るほどで、300名近くは聞いていただろう。 自分も創業の時には、何のために事業を始めたのか、困ったときに原点に戻れるような思いをまとめておきたいと思った。 <講演メモ> テーマ「夢に日付を!」 ○プロフィール ・現在46歳、社長暦21年、上場して10年。 ・10歳の時に社長を志し、高校卒業時に創業しようと思ったが、何をやるか決め手いなかったので、何をやるか決め、組織を動かす訓練をする為に、大学に進学した。 ○会社経営のモデル ・明大の学生時代のマンドリンクラブが、ビジネスの原点。 学生150人位で、横浜で当時最大の1万人コンサートを開催した。 1200万円の売上に対し、人件費がかかつてないので、850万円の利益がでた。 皆で地域の施設の目が不自由な子供に、点字の本をプレゼントしてあげるという明確なミッションがあり、タダでも働く喜びがあった。 ビジョンとしては、神奈川で誰もできない事をやってやる。 →ワタミでは、4ヶ月に1回、「理念研修」やり、企業理念と方針の徹底をしている。 ○企業にとって最も大事な事 ・誇りを持って、その企業で働ける事 ・誰にとっても幸せな会社は無く、「こういう価値観を持っている人にとっていい会社」になる。 →ワタミは、人間性の向上を追及する会社 ・経営とは価値観・理念そのもので、経営者の生き方そのものである。 ○ワタミの起業精神 ・24歳で居酒屋を始めてフロントにたった時の気持ちが原点 ・自分がお客にら、してほしい事を一切の妥協をしないでやる ・2回目来たら、名前を覚える ・3回目来たら、お礼の手紙を書く ○ワタミの社員へ常に伝えているメッセージ ・何をもって人生の成功かを考え、人間にとって何が幸せかを考えるべき。 ・ワタミの社員であることをいつも考えてほしい ・損得よりも正義か悪かで物事を判断してほしい ・100正しいのと99正しいのでは、ぜんぜん違う ○事業の成長 ・世の中が必要とする物は必ず売れる ・売上が上がらない事業はやめるべき ・顧客のありがとうが集まれば、どんどん事業は大きくなっていく ・ありがとうを多く集める為に、世の中の人ができない事をやる ○介護事業を通して分かった企業文化の重要性 ・現在の社長業の8割を介護事業に向けている ・介護事業は、16施設を持つ会社をM&Aしてスタートしたが、もう二度とM&Aはやらない。 →サービスに対する理念の共有ができなかった。当初600名いたが、すぐに200名退職。 ・このホームは入居者の幸せの為にあるので、入居者の幸せが自分の幸せでないなら辞めてくれと伝えた。 →このワタミとして一番大事な物を守らないと強い会社になれない ○今後の事業展開 ・現在、居酒屋530店舗を、2008年に1000店舗へ ・介護施設を今年8~10棟増やし、700室の規模にし、2020年には1000棟へ 介護のスタンダードを変えたい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月17日 18時42分12秒
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