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カテゴリ:セミナー・講演会
2年程前に、レインズ・インターナショナルの西山社長の講演を聞きに行ってから、FC店加盟に関する情報提供を頂いていた。
今までは、日常業務に追われて忙しかったので、メールもFAXも無視していたのだが、たまたま「パートナーズ・フォーラム」の開催案内を目にし、当該イベントに大変興味があったので、実際に見学させて頂いてきた。 パートナー(レインズではアルバイトをパートナーと呼んでいる)のモチベーションをアップさせる重要な仕掛けと演出を見る事ができ、全てのサービス業が彼らの手法から、真摯に学ぶべき点が多いと実感した。 ○「パートナーズ・フォーラム2006秋」の結果 今回で10回目だそうで、会場はパシフィコ横浜の国立大ホール(約5000人収容)で、相当な費用(全館24時間利用だと約500万円)をかけて開催されていたのには、圧倒させられた。 催しは、10時~17時まで。 今回は、全国のレインズグループの外食店から、下記の6店舗がノミネートされ、業務改善の成果を発表していた。 1位 牛角「高津店」→賞金とオーナーに「感動店舗出店権」(出店費用を全額FC本部が負担) 2位 温野菜「川越西口店」→賞金20万円 3位 土間土間「国分寺店」→賞金15万円 他、牛角「伊勢原店」、牛角「ひばりヶ丘北口店」、土間土間「福島店」 <改善事例> ・レジで「悪口ヒアリング」し、指摘頂いた顧客に300円値引し、その場でクレームをノートに記載。翌日に必ず改善した。 ○パートナーズ・フォーラムの概要 ・半年間の成果を集計し、半年に1回開催される。つまり、半年毎に各店舗の成績をリセットし、再チャレンジできる制度。 ・ブロック毎に選抜された店舗が、全国大会で発表できる。 ・ちなみに全国大会に出場店舗は、全てFC店であり、直営店は1つもない。 →サラリーマン経営では、レインズを持ってしてもマネジメントを極めるのは無理ということかもしれない。(その為、直営店を手放という意思決定となったのだろう) ○モチベーション・アップの手法 ・店舗とパートナーに共通の目標を設定させ、オーナーとパートナーの信頼関係を持たせる ・成功の為には、目標が必要であることをパートナーに理解させる ・パートナーに「何の為にやっているのか?」「どこを目標にしているのか?」「どうなりたいのか?」考えさせ、店舗を人生の出発点にして頂く ○西山知義社長のスピーチ ・自ら感動した人でないと、人を感動させられない ・感動の主体者となって、このイベントをその為のきっかけにしてほしい ・声を挙げて喜びに泣くほどの感動を受けてほしい ・外食産業でこれまでどこも達成できなかった「マクドナルドを抜く」という目標を必ず達成したい ・公開を取り下げ、初心に戻りたい ○感想、その他 ・演出、見せ方、舞台設営、運営、全てプロだと感じた。 しかし、5000人会場に対し、約半分程度の空席が目立ち、FC本部と加盟店の温度差を感じざるを得なかった。 ・レインズのかつての勢いは、やはり止まったのではないのか?と肌で感じた。 ・フォーラム修了後、店舗開発の担当者と話しをした歳に、9月頃から直営店を手放す政策を取っているとの話を聞いた。 既に、収益の良い店舗は既存加盟店のオーナーに引き継がれ、次のステップとして、新規オーナーを探しているらしい。 ・「温野菜」モデル初期投資:5千万円(加盟金1千万円、設備内装工事2千5百万円、厨房機器・エアコン・レジのリース1千万円、開業費460万円) ※店舗取得費用は別途必要 直営店平均実績:坪数38坪、売上730万円/月、営業利益率15.3%、客単価3,198円 ロイヤリティーは5% ・人件費率比較:温野菜22%、牛角22%、土間土間26%、かまどか25.9% ・レインズ・グループ総店舗数:1428店(2006年6月末) 牛角812店、温野菜114店、とりでん/かまどか212店、土間土間166店、その他124店 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年04月16日 10時37分43秒
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