カテゴリ:経済小説
第三の買収 ≪あらすじ≫ 龍神商事は年商2000億の一部上場企業。 社長の大日向はある日、再上場を視野に入れたMBOを決意する。 しかし、順調に進むかに見えたMBOは、 米系ファンドが買収に名乗りをあげたことで状況が一変。 折しも大日向が提示した株式取得金額が安価であると、 「利益相反」が取りざたされるなど、MBOは暗礁に乗り上げる。 果たして大日向に活路はあるのか? 龍神商事の行く末は? ベストセラー『株主総会』でいち早く企業買収時代の到来を予見した 現役の超一流弁護士が描く、MBOの新たな潮流―。 MBOをテーマにしたビジネス物の小説。 私はもともと歴史物と同じように、このジャンルの小説が大好き。 MBOで一番の問題点はコンフリクト・オブ・インタレスト、つまり利益相反でしょう。 本来は株主の味方である経営者が、 会社の所有者である株主に対して買収を仕掛けるということだ。 現在あまり大きく取り上げられていないこのMBOについての問題点や 仕組みをしっかり理解させてもらいながら、小説としても十分楽しめる作品でした。 牛島信の他の作品も要チェックだな この本のオススメ度 ★★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.03 07:46:40
[経済小説] カテゴリの最新記事
|
|