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カテゴリ:その他
夜寝付きにくいです。イタリアから帰ってきて、5日目になりますが。 昨日は0:30に無理やり床についたんですが結局3:30に目が覚めてしまったので大好きな東野圭吾作品でも読もうかと、図書館で借りてきた「さまよう刃」を手に取りました。 出だし・ストーリー的に女性の私には読むのがホントにツラくて、読むの止めようかと思ったほどですが、さすが東野氏、読者の私をグイグイをひっぱって結局夜通し読んでしまいました。 気がついたら朝は明け、7:00・・・。 東野さんの本を「ちょっと寝る前に」っていうのはホント良くない・・・。 【ストーリー】 たったひとりの愛娘が未成年によって暴行され、あげくの果てに殺されて遺体が発見される。 犯人を追いかける父親、やがて復讐を誓う。 「少年法」という法律で加害者は守られる。 当然被害者の身内は救われない・・・ 警察は被害者の父親に同情しつつ、法律を遵守することしかできない・・・。 【感想】 警察は国民を守っているんじゃない、法を守っているんだというセリフが重く心にのしかかりました。被害者の加害者に対する復讐したい心理って人間として充分理解できる感情だし、法律で「ダメ」と言われていたからって納得できない、だけど誰もがこんな行動に走ったら社会はメチャクチャになってしまう・・・ホントに法律は「人の心は考えずに社会平和を表面的に落ち着かせるためにあるモノ」なんだなぁ・・・って思います。 最後、この「刃」はさまよってさまよって誰にゆだねたらいいのか分からない、まさに「さまよう刃」です。 実は私もテレビのこういった「事件」はあくまで自分とは無関係の「異次元の世界」のような感覚で目にしていたんですが自分にもふりかかるかもしれない・・・と思わせる社会派小説でもありました。本当に考えさせられました。 でもかなり重い&ちょっと描写がエグいので元気な時に読んでくださいね 私のように夜ねつけなくて読む作品ではないデス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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