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2013.03.03
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カテゴリ:日々の暮らし









とーちゃんが
お世話になっていたホスピスについて
何人かのかたから
メールや おきてがみから


「ホスピスって
 いったい どれくらいの入院費用がかかるのでしょう?」



というお尋ねをいただきました

実際 お見舞いにいらしたかたのなかにも

「ここ(ホスピス)は お金持ちしか入れない病院なんでしょう?」

という声が いくつもありました。


ホスピスといえば
なにか特別な感じの響きですし
実際 病棟を見学させてもらうと
病院というよりも、むしろ居心地のよいホテルみたいな雰囲気なので
そういう風に思われても 不思議はないのかもしれません

そこで・・・
ホスピス(緩和病棟)のことを
すこしだけ 書いてみたいと思います



現在 全国のホスピスは 保険適用の施設が多く
一般の病院と ほぼ同じくらいの入院費と
お考えいただければいいと思います


加えて、夫の場合
昨年の1月から12月まで(他医療機関含む)
入院期間が長かったので

療養の途中から 高額療養費の「多数該当が適用となり
最終的に、ホスピスでの基本的な入院費は 1ヶ月44400円でした
(食費、パジャマのレンタル等は別途支払い)


高額療養費は
それぞれの家庭の所得によって区分があり
ぴっぴ家の場合は、一般的なサラリーマン家庭にあたる
一般の自己負担限度額」区分での算出です


高額療養費・多数該当については → こちら と こちら











とーちゃんが入院していたホスピスは
すべての病室が 個室


広々と明るいお部屋には
キッチンと シャワーとトイレ完備

付添い人が眠れるくらいの大きなソファベッド
社長さんが座るような(笑)
大きな革のロッキングチェアもあり
家族や お見舞いに来てくださった皆さんにも
とても寛げる空間でした

まず何よりも 夫自身が
「居心地がいいなぁ ここはホテルみたいだ・・」
といつも言っていました




ただ、沖縄の場合もそうですが
全国的に まだまだホスピスの数は多くなく
申し込んでから入院まで 結構待つこともありますし

入院するための条件が
(本人のガンの進行具合、緩和ケアに対する本人と家族の同意、理解等)
いくつかあります










夫が 最期のひと月半をすごしたホスピスは
お医者さまをはじめ、
看護師さん、ソーシャルワーカーさん、病棟付の牧師さん
ボランティアさん・・・
全てのスタッフが、とてもすばらしく
ひと言では 語り尽くせないほどです


おかげさまで 夫の旅立ちの日まで ひと月半・・・
私たち家族は
穏やかで優しい日々を送ることができました


旅立ちが近づいてきたひとの 命のしまいかたについて
携わるすべてのスタッフが
真剣に、誠実に受けとめてくださったことや

どんなときも
かわらぬ優しさと笑顔で 寄り添い 支えてもらったことは

今 私と息子が 悲しみのなかにあっても
一歩一歩 前に歩いていくことができてる・・・
そのチカラに つながっているように思えます




きょうの写真は 当時
夫のお部屋の外に咲いていた コスモス

そして
ボランティアスタッフが いつもお部屋に届けてくださっていた
ちいちゃなお花たちです

(3時のお茶とスウィーツのサービスも 楽しみでした・・)



 ☆きょう 記したことは
  あくまでも我が家の場合のお話です。
  なにかご参考になれば 幸いです







.








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最終更新日  2013.03.03 09:14:24



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