マイケルジャクソン「THIS IS IT」を観ました
はい。観て来ました。特別マイケルファンというわけでは無いのですが、これはなんだか観ないといけない!というような気がして・・・。まず、映画序盤のダンサーオーディションのシーンからマイケルの世界に引き込まれましたよ。マイケルのコンサートオーディションに参加するだけあって、ダンスの世界ではかなりの実力者と思われるダンサー達が集団で踊っている様子は、一見の価値あり。本来の目的とは外れるかもしれないですが、このバックダンサー達のドキュメンタリーだけで、もう一本映画が作れそうだと思いましたよ。そういえばマイケルのバックダンサーとして、オーディションに合格した彼らは世界のトップクラスのダンサー達なわけで、そんな彼らと同じダンスをして、マイケルだけ動きがカッコイイって、ものすごく凄い人だなと再確認しました。たしかに若いバックダンサー達のほうが、踊りの中に若さに溢れた勢いや激しさがあるのですが、マイケルの踊りには観る者を魅了する何かがある。ステージ上の動きがいちいちかっこいい。歩いているだけなのに目で追ってしまう。常に尋常じゃないリズム取りをして動いているとしか思えない。音楽を体で奏でるように踊っている。映画の中で一番楽しみだったのは、『Thriller』。通称『新スリラー』。オリジナルに比べて、壮麗なゴシックで凝った雰囲気となっていました。今回花嫁ゾンビの衣装が綺麗でかわいらし過ぎるな~と感じましたが、女性ダンサーが踊ると、ドレスのフリンジがダンスに効果的な動きを与えていて、舞台演出の計算されっぷりに感心。さらにこの花嫁ゾンビダンサー達、かな~り高いヒールで踊っていました。あれで踊れるなんてさすがプロダンサー。他にも、映画『カサブランカ』の映像を使用しながらのハンフリーボガードとのコラボ『Smooth Criminal』や、アルバム『HIStory』に収録されている『They don't care about us』の兵士の集団ダンスが圧巻でした。マイケルが、ダンサー達の前でビリージーンをソロを通しで踊る場面があるのですが、マイケルを観るダンサー達の目が、少年の目になっていて楽しそうでした。ビリージーンの衣装もかなり練り込まれていたらしく、マイケルと25年間仕事をしているという衣装担当の人が、ビリージーン用の衣装にラインストーンを張りながら、「この衣装製作にはサングラスが必要だよ(要約」と言っていました。サングラスが必要なくらいキラキラな衣装って、完成品を観たかった。何時だかのインタビューで、マイケルがビリージーンでパフォーマンスするのが一番好きだと言っていた事を思い出しましたよ。衣装も踊りも他の曲よりも気合いを入れていたんでしょうね。DVDに未公開シーンがどれくらい入るのかが楽しみです。リハーサル映像でこれだけ手の込んだ演出に最高のダンス。これが完成していたらと思わずにはいられませんでした。誰かが「この映画はファンのみ楽しめる映画」 というような事を言ってたけど、それは違うと思いました。 今まで知らなかった人程衝撃を受けると感じました。そういう意味では知らなかった人程見て欲しい映画かもしれません。もちろんファンの人も。■新曲「THIS IS IT」と未発表音源を含む最新アルバム《予約》■記念マイケルジャクソンリング 【スワロフスキークリスタル】