パシフィックリム観て来ました。
巨大ロボットが、鷲掴みにしたタンカーを鈍器にして、怪獣をぼっこんぼっこんタコ殴り。これだけでも、IMAX3Dで観たかいがありました。ゴジラのように、怒りに駆られて暴れるのでもなく、パニック映画のモンスターのように、食欲を満たす為に捕食行動に出るのでもなく、純粋な殺意をもって来るKAIJU(怪獣)マジ怖い。ガメラのような、昭和特撮映画の敵にも、結構殺す気満々な奴いたけど 、このパシフィックリムのKAIJUは目つきからしてマジな奴らばっかりだったわ。ロボット映画としてはマイケル・ベイ監督のトランスフォーマーが連想されますが、どちらかというと、明るいロボット映画という感じでしたね。デル・トロの世界観とマイケル・ベイの世界観はロボット映画というカテゴリーの中では真逆な感じでした。デル・トロ監督の映画として真っ先に思い浮かぶのは、ダークファンタジーの「パンズラビリンス」。今回のパシフィックリムはジャンルは違えど、「パンズラビリンス」のような独特な黒さを伴う奥行きがありました。なにより、深海恐怖と魚介類が持つ独特の気持ち悪さを思い起こさせる怪獣のデザインがハリウッドのハイクオリティなCG技術で表現されていて、得体の知れない意味不明な絶望的恐怖感がありました。この点は既存のアニメや特撮ではちょっと味わえないレベルに突入していて、 未知の映像というか、「凄い映像を観たい」というタイプの一般の映画ファンでも楽しむ事が出来るんじゃないかな〜と、思いましたね。さて、キャストについてですが、まずは菊池凛子。ハリウッド映画にお決まりの、「日本人俳優出てます」という宣伝をしていて、実際にはちょい役・・・なのかと思いきや、しっかりヒロインをしていました。さらに、主人公と同じ機体に搭乗してしっかりバトル。これはかなり凄いです。そして、彼女の幼少時代を演じていたのが、芦田愛菜ちゃん。最近見かけないと思っていたら、まさかのハリウッドデビュー。さすが芦田プロ。ちょい役だったのは、日本のイェーガーとして宣伝されていた「コヨーテ・タンゴ」。理由は、撮影開始時期に東日本大震災があり、被災地の現状があまりにも惨く脚本を書き換えたからとか。内容についてですが、中国チームにはもう少し活躍して欲しかったなあ 。腕3本という特徴を持つイェーガーを、どうやって使って戦うのか興味津々だったのですが、他のパイロットとの絡みも一切なかった上に早々に退場してしまったのがもったいない。ロシア人夫婦が登場するイェーガーも一目みてヤバそうなデザインをしているのに、見せ場の無いまま退場となってしまってもったいない。TVCMで香港の夜景をバックに怪獣に飛びかかられているイェーガーはこのロシア機ですな。しかしハリウッドお決まりのラブロマンス皆無でしたな。感情を目線で匂わせる程度で、キスすらなかったのは潔い。トップページへ「イェーガー2種セット」 パシフィック・リム 7インチ DXアクションフィギュア 【ネカ】 Pacifi...価格:8,990円(税込、送料別)パシフィック リム / Pacific Rim 輸入盤 【CD】価格:2,090円(税込、送料別)