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オーチンの日記 in うちなー

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2004.11.06
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カテゴリ:カテゴリ未分類
午前中、部屋で片付けしていると、しめじがテレビのスイッチを自分でつけ、おもむろにテレビの前に座ってテレビ観賞し始めた。
今まではテレビのスイッチを切ったりつけたりして楽しむだけだったので、おお成長していると思いつつ、テレビ画面を見ると、ABCニュース(アメリカ)の特集が放映されていて、テーマは「町で見かけた子どもへの虐待とおぼしき風景にどう反応するか」。
これは、しめじに「見ろ」って言われてるってことかしらと思って、見る。

ベビーシッター役の女性が、ゴルフ場(周りに男性がたくさん)と、公園(周りに女性がたくさん)で、8歳の男の子をひたすら言葉で罵倒し、それに対して見知らぬ周りの人達がどう反応するかをウォッチするというもの。
ベビーシッター役の女性も男の子も、ひたすら罵倒&悲しむという演技を繰り返していて、なかなかハードそうだった。(演技が終わるたびに、ベビーシッター役が男の子を抱きしめて、フォローしてたけど・・・)

意外だったのは、ゴルフ場での男性陣の反応。「このバカ!」とか「もう一人で帰れ!」とかとにかくひどい言葉を子どもに吐き捨て続けるベビーシッターの様子を、ひそひそ話をしつつ遠巻きに見つめるばかりで、誰一人として、直接声をかけにいく人がいなかった。
その男性陣の声をあとで聞くと、「だって、ゴルフ場の責任者とか、周りの他の人が、声をかけてくれると思ったから・・・」とか、「周りにたくさん人がいたから、自分がわざわざいかなくてもいいと思った。自分しかいなかったら声をかけていたんだけど」とか言ってる。心理学者によると、虐待の現場周辺では、こうやって周囲の人々になんらかの行動を期待することで、自分の責任を回避する大人が多く存在するんだそう。さらにこの場合、周りのほかの男性からの評価を恐れて、行動にでなかった人もいた。

それにくらべて、公園における女性陣の反応はバリエーション豊かだった。ととーっとやってきて、「あなたのやってることは虐待よ!言葉による暴力なのよ!この子の母親があなたのやってることを知ったらどうなると思う?あなたはクビになるわよ!」と脅迫しまくる女性(その迫力があまりに怖くてベビーシッター役の女性もちょっぴり涙していたそう)、「あなた、周りの人達はみんなあなたのことを見てるのよ。みんな、あなたのことを虐待してると思ってるわ。ほら、みてごらんなさい、他のお母さんたちみんなこっちを見てる。」と、「自分が第三者にどう見られているかに気づかせる」というアプローチでベビーシッターに話しかける女性、とても悲しそうな顔で近づいてきて、「あなたの言葉を聞いてるととてもつらい、胸がいたくなる。あなたは、大丈夫?助けが必要だったら、いつでも電話してきて。話しましょう。(子どもに対して)あなたはとってもすばらしい子よ、お母さんもあなたのことを愛しているはずよ」と言って去っていく女性。

こういう場合、脅迫するのではなく、「それは虐待よ!」とつるしあげるのではなく、第三者の評価を押し付けてそれを根拠に非難するのでもなく、虐待の一歩手前の女性に、自分はどう感じるかを伝えてあげるのが一番なんだと、あらためてよくわかった。
女性の子どもの扱い方を見ているとこっちまで胸がいたいこと、つまり、こちらも傷ついたっていうこと。
表面に出てきた感情は「怒り」でも、その裏では深く傷ついているってことはよくある。その傷ついた自分に気づきたくなくて、怒りという形に変えて相手を攻撃してどうにか傷を癒そうとするときが。
(しょっちゅう怒ってる人っているよね)
一歩勇気をだして、深く自分の感情をみてみて、相手をなじるかわりに、「本当は傷ついたんです私」って言えれば、どんなにか円滑に進んだであろうコミュニケーションがこの世には、というか私のいままでの人生の中には、たくさんある。
(それとは逆に、ほんとうはすっごく怒ってるのに、なんだか傷ついたなーでその場は終わって、あとでめちゃくちゃむかっときて、ほんとは怒りたかったんだ!と気づくこともある)

始めから相手を非難する態度に出るのではなく、そうやって、自分が心をオープンにして関わっていくことで、共感を生み出し、相手も少しは心を開いてくれるようになるのではないかなー。そんなたやすくいかないもんなのかなー。

だって、虐待してるお母さんて、決してそれで満ち足りているわけじゃないよね。すごく苦しいよね。そんな自分が嫌いで、でも変われなくて、ありのままの自分が認められなくて、絶対に幸せじゃないと思う。
だから、ベビーシッターの女性に「大丈夫?」と気遣ってあげた女性には結構、感動した。

でも、ベビーシッターだったから通りがかりの人も声をかけやすかったのかもね。ほんとの親子だったら、もっとかかわりづらかったかも。

そして、そのTVが終わったので消して、しめじが眠くなったので寝室で寝かしつけてたら、上の階に住んでいる子どもの声が聞こえてきた。
「おかあさーーん、ごめんなさい、ごめんなさい、開けてーー、ごめんなさーい」って。

おお、教育的指導をされてる、かわいそーと思い、しばらく聞いてたけど、いっこうにドアを開けてもらう兆しがなく、15分以上ずっと子どもは泣いてて、声もかれてきてすごいかわいそうになってきた。
さっきのTVの内容からいって、この流れは、行動しろってことかなと思い、しめじが寝たのを確認して上の階にちょっと見に行ってみた。
そしたら4~5歳の男の子が涙と鼻水だらだらでドアの取っ手をつかんで泣き叫んでいた。
「大丈夫?ママはおうちにいるの?」と聞いたら、「お母さんはおうち。ぼく、怒られたの」としゃくりあげつつ答えてくれた。しばらくすると、「ひとりでできるから、大丈夫」とけなげに言うので、「すぐ下の階にいるからね」と言い残して、下に降りてきた。
きっとそういう教育方針なんだろうな。私は赤の他人だし、あんなに大きい子どもを育てたこともないので何にもいえないけど、「わたしは、自分の子どもを一時的にしろ家から閉め出したくはないなーできれば」というのが感想。
家から閉め出されるっていう経験自体が、すごく象徴的で、嫌な思い出として残ると思う。
でも、それなりに子どもによかれと思ってやってるんだろうし、それに、ひょっとしたらすごいイライラしちゃって一緒に家にいると手を上げてしまうから、自分の心が平静に戻るまで、子どもを締め出しているっていうのも考えられる。

よその親子関係にかかわっていく・・・なかなかむずかしいな。





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Last updated  2004.11.06 13:46:02
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