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今日はしめじとダーと一緒に、りんごをひとつかばんにひそませ(理由は後述)、私の運転で(!!!!)、遠くの村へ。
とあるシュタイナー勉強会により開催された、クリスマス会に参加するため。 クリスマス会では、まずはライヤーの演奏、それからお話会(絵本などは用いずに、声だけによるお話。「星の銀貨」と「かさこじぞう」)、そのあとにオイリュトミストの宇佐美さんというその筋では有名だというおじさんによる、簡単なオイリュトミー、それで、おやつ休憩をはさみ、最後にアドヴェント・ガーデン。 タイミング悪く、しめじがネムネムの状態で参加することになったので、ともすればぐずりがちで、しめじには可哀想なことをしちゃったかなーと思ったけど、それでもライヤー演奏の際は両手をパチパチしながらニコニコ顔で踊っていたし、最後に、宇佐美さんにお祈りの言葉をひとりひとりかけてもらって、りんごロウソクを消してもらうんだけど、そのときは突如、天使のように光り輝く笑顔になっていた。 でも正直、疲れたよ!みんなにぜひ参加すればよいよー、赤ちゃんでも大丈夫、と言われて参加してみたけど、やはり3歳以上じゃないと意味のある形での参加は難しいものだった。ひとりでりんごロウソクをもって歩き、要所要所では静かにできる年齢じゃないとね。 でも、アドヴェント・ガーデンは素敵だったなー。 ろうそく以外はすべての明かりは消されてほの暗い中を、子どもがひとりひとり、りんごロウソクを手に持ち(しめじはダーと一緒に)、モミの木の葉によって床の上に作られた渦巻きの中に入っていって、中心にある大きなロウソクから光をもらい、光の灯ったりんごロウソクを、渦巻き上の自分の場所に置いて、渦巻きから出てくる。子どもがみんなそれをやって終わったら(これが結構長くて、しめじの忍耐が切れそうになり、私にとっては一番の格闘タイムだった)、暗闇の中、螺旋状に置かれたすべてのりんごロウソクの火が揺らめく、神秘的で世にも素敵な光景が現れる。 しばらくすると、また、今度は最初と逆の順番から、子どもがひとりひとり渦巻きに入って行き、自分のりんごロウソクを消して、りんごろうそくを手に持って、渦巻きから出てくる。 このあいだずっと、5人のライヤー演奏者が、ぽろんぽりんと、ライヤーを弾いてくれていた。 りんごろうそくを片手に、緊張の面持ちで歩く子どもたちは、みんな本物の天使のようだった。ロウソクの灯がほっぺを赤く照らしだしてね。 ↓りんごろうそく この儀式?の意味合いとかをもっと詳しく知りたくて、帰宅後、久しぶりに松井るり子さんの「七歳までは夢の中」を読もうと思ったけど、家のどこかに紛失してしまっているみたい。(掃除、しなきゃねえ…) しめじのご機嫌を確保するのに悪戦苦闘していた私(とダー)だけど、振り返ってみて、参加してよかったなと思う。 うまく言えないけど、心の中に小さな素敵な灯が灯ったような感じがするし、それを、今後しばらく長い時間をかけて、育てていくような予感がある。 なんだかこっぱずかしくて、すごいプライベートな感じがして、珍しいことに、今日の感想を旦那とシェアしてないんだけど、ちょっと聞いたら、 「なんかモルモン教徒の人が多そうだったね。シュタイナー教育とどっかでつながってるのかなあ」だって。がくっ。 真否のほどはおいといて…、まあシュタイナー教育は宗教じゃないから、いろんな宗教を信仰している人がクリスマス会にいらしても不思議ではないわね。 片道1時間ほどの距離を、行きも帰りも運転し、最後は20分以上かけて、自分のマンションの超狭い駐車場にどうにかこうにか止めたはいいけど、帰宅後は、緊張の糸が切れ、しばらくふぬけのようにソファでぼーっとしてしまった。うまい具合にたましい抜けてたね、あれ絶対。たましい、上空に浮いていたと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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