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オーチンの日記 in うちなー

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2005.10.11
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カテゴリ:カテゴリ未分類
この間、マドレボニータの吉岡マコさんが、「助産師」という機関紙に寄稿した文章をメールで送ってきてくださった。

妊娠中、「出産」をゴールに設定してしまい、産後の自分&ファミリーの生活に対する具体的なビジョンに欠けている方が多い。
そういう方は、出産だけにフォーカスして妊娠中ずっと過ごしてきたので、産後の現実を予測しておらず、産後に表面化するさまざまな問題に対処するための事前手配を怠ってしまっている。
そして、産前に漠然と思い描いていた生活と、産後生活の現実とのギャップに苦しみ、これが産後うつの原因のひとつになっている方も多い…
ということが、その記事の冒頭に、書かれていた。

で、それを読んでいて、久しぶりに、自分の産後直後のことを思い出した。

私は、妊婦時代、いわゆる自然派出産というものを目指していて、
それゆえ、バースコーディネーターの大葉ナナコさんの主宰する桃の花クラブ(今は名前が違うんだっけ?)のメールマガジンとったり、
自然出産の本を読み漁ったり、
もち産むところは助産院に決めて、助産院で勧められるまま、
ホメオパシーにもぐさのお灸、
毎朝のお散歩など、まあ自己満足といえば自己満足なんだけど、
かなりがんばっちゃっていた。

それ自体は、全然悪いとは思わないし、
次にお子を授かったら、できることならまた助産院での出産に挑みたいと思うけど。(一度、帝王切開してたら断られることが多いみたいだけどね)

で、まあ、臨月に入ったころだろうか、夫と一緒に、渋谷パルコに、
漫画家の桜沢エリカ夫妻のトークセッションを聞きにいったのだ。
(桜沢エリカ氏には、二人のお子がおり、二人とも自宅で出産している)

そのトークセッションを要約すると、「育児は楽しい、子どもはかわいい!
今は経済的理由やら何やらで子どもを生みたくないって言う人や、
子どものいる暮らしを具体的にイメージできない若い人が多いし、
みんな、育児は大変だよーとばかり言うけど、
私たちは、育児は楽しいんだよってことを、これからも意識的に声をあげて
表現していきたい」っていうことだった。
まあ、他にもいろんな育児話を交えつつ。

そのときは、そうか、育児はやっぱり楽しいんだって思って、
すごくうれしくなったし、もうすぐ会えるわが子への思いがさらに募って、
とても幸せな気持になれた。
エリカも大葉ナナコさんもやたらと美しくてぴかぴかしているし、
「うーん、出産て☆最高なのね」みたいな風に思えて、
わが子との暮らしが待ち遠しかった。
まあ、繰り返しになるが、それ自体は全然悪いことではないのだが。

で、産んでみたら、まあ普通に、初めての赤子との生活は大変。
そんなとき、私は「育児ってこんなに大変なんだ、これは想像以上だで~!」と言えなかった。
理想(エリカ夫婦から想像していた幸せライフ)と現実(とにかく赤子がおっぱいに吸い付いてないと泣き止まないので、トイレやご飯もままならない)のギャップを、プライドからか、認めることができなくて、
みるからに、いっぱいいっぱいで、部屋とか荒れてて、超てんぱってるのに、大丈夫、赤ちゃんはかわいくて私は幸せ、とか思い込もうとしている、
超痛い人になっていた。

そんなとき、夫が「オーチンは、育児は楽しい楽しいってどっかの受け売りで思い込もうとしているみたいだけど、楽しいだけじゃないのは当然だから、大変なときは大変って、認めちゃったほうがいいよ。」
と指摘してくれて、どれだけ救われたでしょうか。

というのをさっき、久しぶりに思い出しました。

今、育児は楽しいですか?と聞かれたら、そりゃ楽しいと答える。
でも、人が人の世話をして、怪我とかしないように育てていかなくちゃいけない、そういう作業(?)は、ただ「楽しい」だけでは当然、表現しきれない。

大変だし、楽しいし、てんぱるときもあるし、こんなに面白い生物がいるとは!と笑えるときもあるし、本気で泣きたくなるときもある。

親といえども人間だから、いろんな感情を、あふれすぎないように制御したり、ときには思い切り表現したり(愛情とか)しつつ、
子どもに対峙している。

特に産後は、もっと心も体もなんかちょっといっちゃっているというか、
ハイテンションだったりローテンションだったり、
すごくなんか、めちゃくちゃな時期だ。
赤ちゃん、ラブ! でも泣きすぎ、勘弁して!って感じで。

そんなときに、理想の子育てをしている(ように見えるor見せている)周りのピカピカ夫婦だけしか知らなくて、そして自分のプライドが高ければ、
「子育てって大変だったんだー」という、
当たり前のことすら口に出せなくなるものなのだ。

あの時期(妊娠中)、仕入れていた情報に、かなり偏りがあったなーと今振り返って思う。
意識的にか無意識的にか、赤ちゃんはすばらしい!育児最高!
みたいな情報しか仕入れてなくて、
具体的に、産後の時期をどう過ごせば、精神衛生上もっともよいか、というのを本気で吟味しなかった。

私の場合、友達や、同じ中野に住んでいた弟No.2(料理が上手)や実母、義母、第三者(ファミサポからきてくれた産褥ヘルパーさん)などがかわり交代に家事手伝いにきてくれて、
しかもそれらの人たちみんなとの関係が円満だったから、
変なストレスもなくて、とても助かったのだけど。

++++
「産後の床上げまでは、できるだけ横になっていましょう」って、
いまや、自然出産の本じゃなくても、普通に育児書なんかで書いてあることだから、もちろん私も知っていた。

ただ、「産後ってこんなに大変なんですよ、最初は認めるのが悔しいかもしれませんが、人にゆだねる勉強だとおもって、大変さを素直に認めて、できないことは他人に委ねる度量をつけましょう!」
っていう、吉岡マコさんの「産後のセルフケア&ハンドブック」に載っているようなことは、本当に、聞いたことがなかった。

たぶん、このことは、産前に知っているのといないのでは、全然気持ちが違ってくると思う。

産前から、産後をみすえたライフスタイルをしっかりと考えていくというのは、「からだつくり」だけに限った話ではないのだ、とあらためて思った。

産む前の人に、子どもってこんなにかわいいですよというだけじゃなく
(もちろん、かわいいのです!そんなの当然なのです)
その人が、産後をみすえたしっかりとしたビジョンを持つ
きっかけになるような、
そんな活動も今後、していきたいなーと
今日はぼんやりとですが、思ったのでした。
だってそれって、生まれてくる赤ちゃんの幸せにもダイレクトで影響するからね。


・・・「育児は大変!いろいろつらい」って言ってもいいんだよ、
それで、子どもをかわいく思う度合いが軽減されたりしないから
とあのときの私に言ってやりたいですな。





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Last updated  2005.10.11 15:47:43
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