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ブログを読んでると、その人の生活を垣間見た気分になったりもする。
で、そのうちあれこれアドバイスしたくなったりして。 でもそれってちょっと危ない。 ブログは書き手が、自分自身の視点・目的から「編集」したその人の日常なのであって、ただの赤裸々な日記とは違うからだ。 ブログに書くこと、書かないこと、そしてその書き方、テーマ、トーン、全部、書き手が選んで編集しているんだ。 それに、わりとライトな感じで日常のアレコレを書く人もいるし、 育児にしぼったテーマで書く人もいるし、 知人への近況報告を主眼に書いてる人もいるだろう。 私自身は、ちょっと前から、このブログの目的を、「自分の仕事に役立たせるための、表現方法のブラッシュアップ」とすることに定め、 自分の感じたことをいかに起承転結&オチをつけて話すかという練習をしたり、 自分が仕事について感じたことを日常的に考察する練習の場にしているため より日記色は少ないだろう。 育児日記は、メンバー限定のサイトを持っているし(じじばば限定)、 自分の普通の日記はノートに記すことにしたので。 という感じで、ブログひとつとっても、人それぞれ目的は全然違う。 ブログの内容は、書き手が意図を持って「創作」しているものといってもいいと思う。 そこんとこを忘れると、 ブログに書いてあることだけを頼りに、その人にアドバイスしてみたり その人を批判してみたり、妙に美化してしまったり ブログと実際にあった印象が違うといっていちいち大げさに驚いたり、 ブログにはあえて書かない部分もたくさんあるんだっていうことへの 想像力がなくなってしまう。 ブログは、書き手が自分の思考を整理して残しやすいので、 ディープな信念をお手軽に共有できるというメリットがある。 普通に知り合って何度か会って、仲良くなってしゃべって… っていうプロセスを踏まない分、交流の広がりが格段にスピーディになるのは事実だ(そしてその事実には、いまだに興奮する。ブログって、インターネットってすごいな~って)。 でもやっぱり人間は生身の身体があってこそ。 コミュニケーションを構成する要素は、言葉以外に、見た目や声もあるのだ。 だからってなにがなんでも会え!会わないと交流ができない! などと言うつもりは毛頭なくて、 単に、ブログが元で交流がスタートした場合でも、 「相手は生身の人間なんだ」「ブログに書かれた内容はその人の日常のほんの一端なんだ」という想像力を絶やさないでほしい、ということ。 そうすれば、ブログ経由のつきあいでも、慎みのある素敵なつきあいができると思う。 なんか、辛口のような内容になってしまったけど、まあ自戒もこめて。 ブログとのおつきあい、上手になりたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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