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back to the basicsとは、こないだ日記でも書いたアギレラ嬢の新譜のタイトルですが、
どんな分野・業界であれ、ある程度の業績・成果を残した人が、 一度基本に戻って、シンプルな自己表現の方法を再追求する、というのは よく聞く話。 このbasicsに戻るという発想は健全だなあと思う。 そうやって自分の活動の原風景に戻ることで、原動力をチャージし、 また新たな、そしてより大胆で斬新な表現方法を切り拓いていくことができるのだろうな。 どんな活動であれ、その基盤となった自分の思いというのは、自分にとっての「基地」で、 その基地に頻繁にアクセスして地盤を固めたり、 現状の仕切りなおしや方向転換をするのは、 目先の仕事に忙殺されないための、大事な作業だ。 でも、basicsにかえりまくってればそれだけでいいかというと、そうでもなくて 未来にも思考を飛ばさないといけない。 結構忙しいのう。 5年後・10年後、どうなっていたいか、仕事・家庭・容姿・健康・・・だけでなく魂的にも。 魂と怪しいのかな。全人格的にも。 不思議なもので、それがクリアになればなるほど 今の自分に与えられた状況の意味合いを自分なりにしっかりと消化し 喜怒哀楽しつつも、目の前の状況に100%の気合と集中力でのぞむことができる。 「今を生きる」ってよく言うけど(さぶい言葉やな。でも言葉の観念は好き) こうやって過去や未来に立って現在の自分を見つめることで より今を生きることができるなんて、逆説的で面白い。 今を生きるといえば、こないだからDVDも貸し出しているRENTは、 まさに今を生きる若者たちの映画(おっさんの批評文みたいなフレーズ)。 ちゅーか楽天だと、私がツタヤで買ったよりも1000円安いんだけどどういうことよ。 私個人の一方的な思い出のつまった、このせーしゅんミュージカル。 (私(現在30歳)の青春はまさに90年代) イギリス留学中に、一人でロンドンまで舞台版を見に行った。 それは何年?1998年とか? No day but today(「今日」以外の日はない)というのが決めぜりふ。 昨日は、DVDの2枚目に入っていたドキュメンタリーを見て、 保育園のお迎えも忘れて号泣。 Rentの音楽は・・・基本的にはロックなの。 ときどき恥ずかしくてもじもじしちゃうほど、90年代なの。 まあそれはどうでもよい。 Rentの「今を生きる」と、今私が話題にしている「今を生きる」は、 微妙に違うんだけど。 Rentの場合は、過去を悔やんだり未来に悩んだりしているひまがあったら 今を楽しもう、今ここに生きていて友達がいて踊って歌えることを感謝しよう、 というような感じ? ただ、決して刹那的に生きることを言いたいわけではないんだよね。 そうではなくて、今自分が与えられた状況でやるべきだと考えることを 精一杯やりきったと思えること、が大事なのだというメッセージもあるのだと思う。 なんかややこしいが。 だから何でも闇雲にがんばることが「今を生きる」ことでは決してなくて 休むべきときがきたら、ひたすらだらだら休むこともきっと、今を大事にする行為。 未来や過去にもアグレッシブに行き来することで、 今の自分を大事にできる人になりたいですな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.18 14:12:38
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