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オーチンの日記 in うちなー

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2007.08.12
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カテゴリ:マドレボニータ
本土のみなさまはお盆休みのようですが、
ここ沖縄ではむしろお盆というとウークイと呼ばれる「旧盆」(8月27日)のことなので、
Uターンラッシュだの長期休みだののニュースを聞いても、
なにやらピンとこない。


さて、来週末に晴れて妊娠36週になるまではと
運動量を気持ち抑えつつじりじりとこの週末を過ごしているわたくしですが、
このたび晴れて、
マドレボニータ認定の「産後セルフケアインストラクター」になることができました。
ただいまじんわりと喜びをかみしめつつ、
認定インストラクター限定のメーリングリストの過去ログなどを拝見して
激しく気持ちを引き締めたりしています。

しかしほんとに、出産前にせっせと東京に通っておいてよかった。
妊娠中は「身重」なんていわれますが、
考え用によっちゃ、赤ちゃんが生まれたあとのほうがよっぽど「身重」なのだもの。

認定を受けて、今あるのは、
わきあがる興奮というよりも、淡々と嬉しいという気持ち。
こうやって「お墨付き」をもらうこと自体にはいろんな価値がありますが、
この「認定」はあくまで、
私にとって今まで3年間やってきた活動の延長線上にあり、
今後もこの仕事を追及していく上でのひとつの里標にすぎない、
という感じです。

同時に、この機会に今までを振り返ってみたりして、
活動開始当初、私の(超)つたないリードに文句もいわずつきあってくださった
熊本のタマリロ☆マザーズのみんなの懐かしい顔を思い出したり
今までクラスに参加してくださった産後女性と赤ちゃんたちの顔を思い出したり、
しています。

私は産前・産後にちょっとトチ狂ってファンシーな気持ちになって
アロマテラピー・アドバイザーの資格など取ったりしたのですが
(アロマがトチ狂ってるのではなく、私がアロマ、というのが狂っている)
アロマの資格は、(ある程度までは)それこそ単独で勉強すれば取れる。
でも、この産後セルフケアインストラクターの仕事は違う。
単独で勉強・鍛錬して認定試験に合格するかというと決してそうではなくて、
そういった単独での勉強は当然のこととして、
最終的にはあくまで「対人」で、人との関わり合いの中で経験を積むしかない。
そんなこんなで、今まで私に貴重な体験をさせてくれた方々に感謝したいです。

☆☆☆

この認定試験は今年度から本格的に整備されたため、
まだ認定インストラクターの数は少ないです。
なので、ただマドレボニータという組織にのっかって、
受身で「認定を受けた、やっほー、肩書ができた☆」というのではなく、
今後は「産後セルフケアインストラクター」という職業をより多く輩出していくためにも
まだ微力ではあるけど、自分の力を注いでいきたいと思います。

産後セルフケアインストラクターは、職業としてはまだ黎明期。
大先輩のshimangさんも以前書かれていましたが、
私たちは「この仕事をしている」だけでなく、
同時に「この仕事を(業界ごと)つくる」という活動もしているのだと思います。
(shimangさんの関連日記をリンクさせようとしたが、
日記の量が多すぎて探せず断念・・・)

さっきのアロマテラピー・アドバイザーの例をまた引き合いに出すと、
アロマの場合は(AAJなどの大きな団体だと)、組織づくりもある程度完成していて、
すでに社会的に認知されたニーズ(アロマ=癒し・リラックス=現代人には大事!みたいな)がしっかりとある。
「アロマを勉強したい!」という人は、
まずは市販のテキストを買って、エッセンシャルオイルのキットを買って、
資格試験を受ければいい。
あとは、どんどん高度な試験に挑み、ステップアップを図り、
そして講師として、もしくはプラクティショナーとしてそれぞれの場所でデビューしていく。

産後セルフケアインストラクターの場合は、
まだ、「デビューへの道」がそんな風にお膳立てされていない。
なので、それぞれに、「産後のセルフケアインストラクターって一体なんだ?」とか
「これって社会的にどんなニーズがあるの?」とか、
そういう基本的な疑問から取り掛かっていき、
自分の頭とからだを使って、そうした疑問に対して日々取り組んでいかないといけない。

だから、現役の認定インストラクターだけでなく
今後、産後セルフケアインストラクターを目指す人たちには、
「認定してもらって、デビューする」という受身的な姿勢だけでなく、
「一緒に、産後セルフケアインストラクターという職業を作り上げていく」という姿勢が必要とされるのではないか、と思います。
お膳立てされた平坦な道を好む人には、
今のところ、向いてないといえるのかな(笑)
でも、「仕事をつくる」というのは大変だけど、
きっと数倍エクサイティングでやりがいのあることのはず。

私自身で特筆するべきことといえば、
地方からせっせと通って認定インストラクターになった、ということだと思っている。
でも振り返ると、今まで地方に住んでいるからといって、
「不公平だ」とかいう不満とか、「いいなあ東京の人は」という羨望とかは
面白いほど、感じることがなかったし、
そのような発想がわいてくる余地もなかった。
やりたいこととやるべきことが明確になっていれば
不平不満や嫉妬・愚痴は出てこないものなんだなあ・・・というのが振り返っての感想。
これは、「仲井さんは特別だから」で片付けられる類のものであろうか?
たぶん違うと思う。
「淡々とポジティブ」でずっとこられたのは私の素敵なところではあると思うけど(笑)、
でも限定的な「才能」ではないはず。
ここらへんのメンタリティのからくりを解きたい。
同時に、実際的に、地方在住の人が認定を受けるための道のりを段階的に整備する。
というのが、当面の私の任務だと、勝手に思っています。

とはいえ、一人の認定インストラクターとしても
まだまだ課題が満載なわけで、
詳しい評価表をまだ頂いていないのですが、
それが届いたあかつきには、
しばらくはインストラクターとしての個人的な課題の改善にド必死になると思われます…。





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Last updated  2007.08.13 04:25:21
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