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十月二十六日、父が亡くなりました。 病院から、大量に血を吐いて意識レベルが下がったのですぐ来て下さい、と電話を貰って、すぐに向かいました。車を運転しながら兄や姉、近くに住む甥等に電話でそれを伝え、病室前に着くと、担当の先生が部屋から出て来たところでわたしに気付き、どうですか、と聞いたわたしを病室に促しながら、もう心臓は止まっているんです、と言いました。突然平手打ちされたような感じでした。ほんの3、4時間前に電話で話したばかりでした。 子供4人とその子供達がみんな集まって、亡くなった翌々日に火葬をし、父の家のある島内で昨日お通夜をし、今日葬儀を終えました。僅かな人数での友人葬という形で送りました。葬儀の今朝は結構な雨だったのですが、水平線に緩やかな虹がかかっていました。真ん丸な月も見えていました。 亡くなる前日には、お正月に食べたいものの話をしたりしていました。最後まで本当によく頑張って食べていました。亡くなった後の事をいろいろ考えたりしながらも、諦めてはいませんでした。だからこそ、その頑張っていた姿を思うと、悔しくて、悔しくて、本当に辛く、涙が止まらなくなってしまいますが、私たち子供とたくさんの孫達が全員集まっての見送りは大変寂しいながらも楽しい時間でもありました。みんな、本当に父が好きな連中ばかりで、笑ったり泣いたりしながら送りました。いなくなったことが今もまだ実感としてありませんが、父の遺してくれたこの絆は、父の大きさを物語っているなと感じます。ありがと。ごめんね。ありがとう。 まだまだ思い出すと辛く、まとまらない文章になってしまって読んで下さった方に申し訳ないような内容ですが、どうぞお許し下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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