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■■毎年、海外のシュタイナー学校の保護者からも相談を受けます。私にとっては、既に破綻している教育ですので当然のことばかりの悩み相談になるわけですが、その教育が日本で、さも先端を行っている教育であるかのような錯覚を伴って広がりそうになっていることに危機感を持っています。メールの公開は、個人的にも避けたいとは思うのですが、時期的に公開すべきと思い掲載することにしました。
いい加減な希望的観測だけで書いてあるような記事はない。 だから、必然的に単なる「事実」 なのだが、批判のように聞こえる事が多い。 それだけ、副作用に言及せずにキャッチコピーばかりを羅列している宣伝が多いからだ。 タブレットに関しては、ジャブ程度だが下記の事実をご覧頂きたい。 実害はこんなものではない。 2015年03月17日 ■毎度毎度で恐縮ですが、シュタイナーの落とし穴(文責:どんぐり倶楽部) ●詳細は書けませんが...。少しだけ。<fromイタリア> ●「落とし穴」というより、当然の結果ですが...。 <返信メール> どんぐり倶楽部の糸山です。参考までに >この園の保護者の方に話しを聞く限り(もちろん全体としては少ないですが)一年生の単元からつまずいている、文章問題・応用になると さっぱり、という声ばかり聞こえてきます。 やっぱりこれが感情教育偏重の現状なのか・・・と感じています。 ●はい、明らかですよ。理由を整理しているところですが、ありすぎて困っています。メモを送ります。 また、京田辺シュタイナーの保護者の手紙とオランダのシュタイナー学園に3人のお子さんを通わせている方からのメールを添付します。 これらの実態が見えていない(予測出来ない)園長には呆れる限りです。 --------- 参考記事ありがとうございました。シュタイナーの記事は、どんぐりさんのHP等で既に読ませて頂いたものもあります。 糸山先生のご意見に共感いたします。 シュタイナーのメソッドでは小中一貫なので、小学5年生卒業で出て行く生徒は少なく、 たいてい、8年生(中学3年生)までシュタイナースクールに在学し、その後 公立高校に進む生徒がほとんどです。 (娘の通っているシュタイナースクールは幼稚園から高校までありますが、ほとんど中学終了して出て行きます。) そして、高校に入ってから、みんな大変苦労するのを良く聞きます。そうでない優秀な生徒もいますが、たいてい大変なようです。 そんな中で、私は娘を小学5年で終わらせ、中学は公立の一般の学校に入れさせたいと願っています。 ドイツやオランダでは、公立のシュタイナースクールがあるようですが、イタリアは私立のみです。 イタリアが母国のマリア・モンッテッソーリも私立のみです。 (ミラノにも数校ありますが、バイリンガル育成とモンテッソーリが一緒になっているなんちゃってモンテッソーリ校が多いです。) イタリアは国の財源が厳しく、何校か公立小学校を見学に行きましたが、日本の公立小学校と比べてしまうと、教師も含めて「お粗末」です。かと言って、先生のおっしゃる通り、高いお金を払って入学させて、学習能力ゼロで終わって欲しくないのが現実です。
その事は、最初から聞いており、知ってはいましたが、「うちの子に限って」「バイリンガルはゆっくり進むらしいし」と自分に言い訳をして今まで見守ってはいましたが、甘かったです。 これから、どんぐり学習法で方向転換したいと思います。宜しく、お願い致します。
>「子供のお尻をたたきながら学習方面を見てやらないと、難しい」 ●とは、学習面(思考力養成)での保証は学校サイドの考えには全く入っていないということです。育成対象としていない(普通に生活が可能な程度の理論展開で十分とするので不要である)と考えていることが大前提ですので改善の気配すらもありません。育てないことがシュタイナーなのです。ですから、社会との乖離を指摘され保護者に要求されても、それは、オプションという正規のカリキュラムではないという立場をとります。13年生~がそうです。 ●人間は環境の動物ですので、クラス単位で指導されたら、家庭でのリセットがない限りは、クラスの影響を自分の価値観としてしまいますので、意識的な家庭教育が必要になります。 2015年03月17日<<<<<タブレット学習について ■タブレット先進国の現状より(文責:どんぐり倶楽部) ■大量宿題との戦い方を心得ているアンカラのどんぐり出身中高生。問題集の答え丸写しも、いかにも本人が解いたように、テクニックを駆使?している。親たちも、「宿題は全部やるな!調節しろ。どうせ先生はちらっとしか見ないんだから」と檄をとばしている。アンカラママもたまに手伝うことがあるが、英語の反復宿題なんて、20ページ目あたりから文が意味を成さない、記号の羅列になってくる。 ■しかし、学習全般にタブレットを採用している私学に進んだ子は悲惨だ。宿題がタブレットを通して出るので、先生がチェック、採点しなくても、自動的に、「宿題のウェブページに何時間ログインしていたか」「何点正解、何点不正解か」など、即座にデータが学校に送られるシステムになっている。これでは、紙の問題集のように、宿題をやっつけることができない。答えもひとつひとつ入れなければならない。「タブレットは最悪。2時間も見てたら目が痛くなるし」これは、普通の学校に通う子の言葉。タブレット校に通う子は、タブレット中毒になる。親御さんが迎えに行くと、子供たちがあちらこちらで座り込んで、タブレットを無言で触っている。家に帰ると、即座にタブレットを触りだす。フィルターはかかっているが、ネットにつながるので、ゲームをすることが可能なのである。 ■この学校は、アンカラママが勤めている学校と同じ区域内にあるのだが、毎年うちの学校に転校してくる子がいる。親御さんと話すと、たいてい、タブレットがいやで、と言っている。そして、先生方の間では、「あの学校から来たのなら、トルコ語がまともに書けない」が共通理解になっている。 ■アンカラママがどんぐりを教えている小5の子のタブレット。学校で、机から落としたらしく、液晶画面が、放射状に割れ、シュールである。机から落としたのは、クラスの子らしいのだが、相手の子は認めていない。修理代に2万円ほどかかるらしく、親はそのまま使わせている。自分の子が壊したわけでないのに、なぜ修理代を払わなければならないのか。学校ともめている。それにしても、良くその画面を子供に触らせられるなあ、と呆れる。 ■この子は、アンカラママが3年かけて育てていて、もうすぐ5MXが終わる。特待生で、その私学に行っているのだが、アンカラママが親ならタダでも行かせなかっただろう。親御さんは、家に帰ると、タブレットをとりあげて、宿題以外は触らせないようにしている。自分の子にだけ、紙の宿題を出してくれ、と学校に交渉に行ったが、認められなかったらしい。 <引用終わり> ●こんなことはまだまだ入り口(序の口)である。家庭で修正できなければ「人間になれない教育」を受けさせられることになる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年01月17日 11時44分23秒
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