まあぼの交差点

今回の

医龍－最後のカード！！　新バチスタ手術－

でついに最終回。

ところで，「だまされたあぁぁぁぁ！！！！」というのが今回いちばん印象に残ったこと。

というのも，公式HPの「予告」はめったに見ないのだが，先週たまたま目にした予告は，

そんな中、転落事故で胸部を強打した急患が現れ、木原が手術室へ向かうと･･･。

で終わっていた。

原作のコミックでは，ここで運ばれてくる患者が霧島ではない。10分の延長でそのエピソードをどう処理するのかが気になっていたのだが，患者が霧島ということで「う～んなるほど！」
賛否両論はあるだろうけれど，ドラマの最終回として，とりあえず「お見事」といわざるを得ないようだ。

幼児バチスタの難手術に，「冠動脈瘤」という難題が見つかり，さらにもう１つの難手術が加わることによって，今回の手術場面は最終回にふさわしい盛り上がりを見せた。

先走りすぎたようなので，ちょっと戻ろう。

手術を中止しようとする加藤に，「新しい道を俺が作る」とバイパス手術による続行を主張する朝田だが，「ここで，戦っている患者がいる限り，俺たちは戦う」との一言で続行が決定。

幼児の細い血管を顕微鏡なしに精確に縫合していく朝田の腕でバイパスの吻合は成功。

第１関門突破だ！！

ここで，木原が霧島の部屋に報告。って，この部分が最初なぜって感じだったんだよね。
チームをべたほめ（笑）する木原に対し，「人は人とかかわるから孤独を感じるんだ」と霧島はチームの存在を否定。

なぜ自分にまだ忠実であるのかとの霧島の問いに，下の名前（毅彦だよ，笑）を覚えてくれたのは先生が初めてだったのでと木原。なるほど……これが，朝田に手術を頼み込む伏線だったんだ。

急患の手術の助手にと中田医師から呼ばれた木原だが，運び込まれたのが霧島だと知って愕然とする。

心破裂を起こしている救えるのは朝田しかいないと知っている木原の強引な頼みで，朝田は霧島の手術に。

バチスタ手術はちょうど第２段階（「弁形成」）を迎え，加藤が執刀，伊集院が第一助手で手術を進め，その間の15分間を利用した霧島の手術。

今回朝田が見せたのは，スピードだった。「最速の医者」として心停止したまま脳死ギリギリまで縫合。
縫合が終わる前に心臓マッサージをして，人工心肺につないで，７か所の縫合が終わったところで鬼頭にバトンタッチ！！

そう，ここで鬼頭が助手についたのも予想外。おいしいとこドリって感じではあったけれど，かっこよかったね（笑）

「あの赤ん坊助けてやってくれ」という木原の言葉に送られて戻った朝田だが，変成部位の特定はできない。
そこで出した最後のカードが，「切りとらない，ただ切るだけだ」という方式。

これじゃわからないよね。誰も，加藤すらわからなかったが，心筋にそって切開し，縫合していく過程でどんどん小さくなっていく心臓。

見学室に登場した鬼頭が心筋を二重に重ねて全体を小さくする方法を「オーバーラッピング法」と名づけた。
また，またおいしいとこドリだ（笑）

ということで，手術は成功，病院中の野口以外の拍手をもって迎えられる。

やあ，けっこう盛り上がりました（笑）

その後の面々

野口
総長から「トムヤンクンが好きだったね。タイはいいよ。」といわれ，日本を追い出されそうな勢い。
結局，これまでの飛ばし方も総長の真似だったんだ。
ということは，総長健在の明真大学って，これから先もあまり変わらないような気もするんだが（笑）

霧島＆加藤
手術後の霧島の手を握り「いるから私がここに，いるから」といい続ける加藤。まだ好きだったんだ！
このときの涙からか，霧島もすっかり変わってしまい，「チームを作りたくなった」とアメリカに行くことに。最後には朝田とも言葉を交わしていた。

霧島の何が，どう変わったのか，なぜ変わったのか，さっぱりわからなかったけれど，死線をさまよい（っていったん心臓が止まってるし）生還した人に回りは優しくなれるから，いいか。
最終回だし……（笑）

木原
伊集院に「ハリー，上に通してくれた，例の話？」って，今度はバチスタチームに入ろうとしている。
あいかわらずだね。彼は，あいかわらずがいい。加藤教授の「大名行列」でもけっこう前のほうにいたし（笑）

以前紹介したけれど，猫のホテルオフィシャルブログ　ネコホテノートで池田鉄洋のブログが読めますよ。

朝田＆ミキ
朝田は結局大学に残らず，再び戦渦の医師団に行く。
今回，ミキは朝田についていかない。これは，ちょっと予想外だったな。ミキも看護士として自分の道を見つけたということだろう。
ミキは全体を通して，出番は多かったけれどイマイチ印象に残らないキャラクターだったのが残念。

チームのその他のメンバー
それぞれ成長して，……ってとこでしょうけれど，藤吉が飛ばされる話がどうなったのか，と荒瀬の今後のギャラがどうなるのかだけが気になる（笑）

前回の「この命は必ず守る」の記事は，→こちらからどうぞ。

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