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テーマ:ミステリはお好き?(1495)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・海外)
エラリー・クイーンの「孤独の島」(Cop Out,1969)を読んだ。執筆活動40周年記念作品ということで,といってもそれが理由というわけでもないが,エラリーなどのおなじみ登場人物が全く出てこない,完全な単独作品。 トーガス郡のニュー・ブラッドフォードで,男女3人組が製紙会社の工場の給料強盗事件を起こす。 発覚が早く,町から出ることができないと知った彼らは,町外れの一軒家ウェス(ウェズリー)とエレン夫妻の家に押し入り,一人娘を人質にとって彼らに金を預け,検問を突破する。 警官の立場にあるウェスだが,警察に連絡することもできず,かといって金を渡すこともできず,何とか3人組の隠れ家を見つけ,いったんは娘を取り戻すのだが,…… 少年のときから「一人きり」でいることに慣れ,海兵隊でも粗野な個人主義で「良い」海兵隊員になれなかったウェスは,妻のエレンからも姓の「マローン」と「ローン・レインジャー」をもじった「ローニー」と呼ばれている。 そんな彼が,ここでまた誰に頼ることもできない窮地に陥るのだが…… 最後の最後の,過剰なまでの固有名詞の使用によって著者がいいたかったことは,巻頭に引用されているジョン・ダン(16~7Cイギリスの詩人)の詩に凝縮されている。 人はだれも,それ自身だけでは 完全な,一つの島ではない。 「解説」にあった,前後を含めたの原文も載せておこう。 No man is an island, entire of itself; man is a piece of a continent, a part of the main; (人は完全に孤立した島であることはできない,人は大陸の,本土の一部である) エラリー・クイーンの他作品についての日記は,フリーページ 読了本(海外) (エラリー・クイーン)からごらんください。 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/08/16 12:39:33 AM
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