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テーマ:ミステリはお好き?(1494)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・海外)
ネロ・ウルフが登場する長編33作品中16作目にあたる,
レックス・スタウトの「黄金の蜘蛛」(The Golden Spiders,1953)を読んだ。おそらく,ウルフがもっとも安く依頼を引き受けた事件だろう。 停車している自動車の窓を拭いて小遣いを稼いでいる12歳の少年ピーター・ドロサスが,ウルフの事務所にキャデラックに乗った女性が助けを求めたという事件を持ち込み,100ドルを手に入れて山分けしようと言う。 少年は翌日そのキャデラックにはねられて死亡。クレマー警視からは同じ車が別の人間をひき殺していることを知らされる。 少年の貯金箱にあり,母親がウルフのもとに持ち込んだ4ドル30セントで事件を引き受けることになり,アーチーが自分の金をたしてキャデラックの女性がつけていた黄金の蜘蛛のイヤリングの情報を求める新聞広告をタイムズ紙に載せたことから,新たな殺人事件が起こり…… まあ,そのほかに,ローラ・フロムが手付金として渡した1万ドルを手に入れたり,ほぼ同じころに鉄工業者から彼の息子探しで礼金をたっぷり搾り取ったりはしているのだが(笑) この作品でギャゼット紙のロン・コーヘン(自分の読んだ限りでは)が初登場。 また,クレマーが警視,ロークリフが警部,パーリー・ステビンズが警部補とそれぞれ昇格しているが,実際に昇格したのか翻訳のせいなのかは不明(「編集者を殺せ」の解説でクレイマーは警部と訳されているが原書では警視とあった,ちなみにそこでのステビンズは巡査部長)。 今回はウルフが使う3人の探偵たちがそれぞれ自分の判断で動いて成果をあげ,アーチーも拳銃の腕前を見せる場面があり,脇役好きの自分には楽しい1冊だった。 登場人物などをフリーページのレックス・スタウトメモ(ネロ・ウルフシリーズ)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。 レックス・スタウトの他作品についての日記は,フリーページ 読了本(海外) (レックス・スタウト)からごらんください。 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/12/16 12:50:54 AM
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