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テーマ:ミステリはお好き?(1494)
カテゴリ:高田崇史
「QEDシリーズ」の8作目,
高田崇史の「QED~ventus~鎌倉の闇」(2004)を読んだ。QEDにventusがついた初めての作品。 ventus(風)という言葉は,これまでに読んだシリーズのどこかで目にした覚えがあるのだが,どの作品のどんな場面かは思い出せない(苦笑) 気になるのは,奥付で「ヴェンタス」というルビがふってあること。 日本でラテン語を読む場合,tusは「トゥス」ととするのが普通(例えばアウグストゥス,「タス」と読むのは英語の読み)なのだが,あえて「タス」としたのには何か意味があるのだろうか!? 閑話休題,これからも閑話(笑) ventusとつけたものがこの作品以降何冊か(現在3冊)あるのだが,「番外編」ほどではないにしても,シリーズのほかの作品とどこかが違うはず。 といっても,1冊読んだだけでは確定できないのは当然なので,いくつかの予想だけを書いておくことにする。 ☆「タタル」が「殺人事件」に全くかかわらない ☆巻頭にカラーの地図がついている 「いくつかの」と書いたわりに,中身がなかった(笑)けれど,読みながら,今回の作品はこれまで以上に歴史ウンチクと現実の事件の乖離が激しかったと感じたのは確か。 「稲村モールド」の竜願寺信久を源頼朝に見立てたらしいことはわかるが,「つながりが薄い」なぁ!!(笑) 高田版「鎌倉案内」としては,自分自身の大昔の思い出や思い入れもあって,とてもおもしろかった!!! 結論となった鎌倉源氏が北条一族の傀儡説はあたりまえすぎてちょっと不満。 北条以外(鎌倉党は別として)の思惑や陰謀がもっとからんでいればよかったのに,ってそうなるとフィクションが勝ちすぎるか? 北条家が「平氏」であったから,「将軍の座」を狙うことができなかったことにも触れてほしかった。 といっても,昔どこかで読んだだけの不確定情報だが,徳川家は将軍になるために「源氏(新田氏)」の家系をでっち上げたということも同時に読んだような気がする(笑) 今回は棚旗奈々に比べ,妹の沙織が生き生きとしていた。探偵役の桑原崇が「熊ツ崎」と呼ぶ小松崎を「くまさき(熊崎)さん」と呼んではばからない(最後のほうで,本名をきちんと知っていることはわかる)彼女に,フリーライターとなった(今回から??)小松崎とのロマンスを期待してはいけないだろうか(笑) ところで,この本を読み,ガイドブックとして鎌倉を散策(自転車も使い,疲れたパートナーを気づかい……)されたラタナコーシンさんの「 鎌倉紀行」がとてもおもしろかった。 本に書かれた世界を改めて見直し,味わうことができた。 シリーズ前作「QED龍馬暗殺」の日記は,→こちらからどうぞ。 高田崇史の他作品はについての日記は,フリーページ 読了本(日本) (高田崇史)からごらんください。 楽天ブックス 記事関連のオススメ日記 日々のあぶく(kiyu25さん) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/12/19 01:47:03 AM
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