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カテゴリ:連続テレビドラマ
セクシーボイスアンドロボ-第3話 お歯黒女-を見た。黒と黄色の縞々のスカートをはいて,ネバネバした液をかけ,「ずーっと一緒にいてくれる?」との呼びかけに返事をしたら,生き埋められて養分にされる……という「お歯黒女」の都市伝説。 養分としてはすき焼き用の肉より劣ると思われたらしいニコの母雪江(笑),お歯黒女が落とした肉だけのすき焼を食べるロボ……という楽しい話(といえば,わけのわからないフィギュアコンテストもあった)はおいておいて,ニコは500万円で「お歯黒女」を捜してくれと,真境名に依頼される。 200万円の成功報酬でロボを助手にし,よっちゃんの文字通り身を挺した(車椅子で墜落)協力もあって,二人が追い詰めたお歯黒女の正体は,「集団自殺ワゴン」に乗リ遅れた喫茶店のウェイトレスだった。 何のために生きるのか!!???を見失ってしまった20歳の山野月子。 自分が生きていたことを覚えていてほしかったために,「お歯黒女」になったのだが,捜したニコたちの報酬が500万と聞き,ツチノコと比べて自らを笑ってしまう。 ロボの「奇蹟を見るため」(←彼の場合,当然ながらアニメの三次元化,笑)やニコが「人生ゲーム」から見つけた10年前の自分からの手紙と「魔法の電池」などによって,立ち直りかける月子だが,騒ぎがここまで広がってしまい「遅い!!」 「遅すぎることはない!」ということで,「お歯黒女は脱皮して人間になりました」という伝説を新たに作ることで(それが彼ら3人の間だけのことであっても)いちおう解決(首くくりだか脱皮だかわけのわからない映像はけっこう気に入った,笑)。 月子は新しい人生を選び,ニコとロボは出所が月子の親とわかった100万円を使いきろうとして使い切れず,残りは「世界の子供を救う会」(同名の実在団体がありますが無関係と思うのでご注意ください,番組制作者の怠慢か??)に寄付。 しかし,Voice1に続いて感じたのが,このドラマは難しい問題をさりげなくさらっときれいに消化し過ぎているなぁということだ。 月子がお歯黒女になったきっかけを示せ,などとはもちろん言わない。お歯黒女が月子に戻るだけでドラマとしてじゅうぶんに成り立っているし,見終わってのカタルシスもある。 よいドラマだったと思う。だからこそ,爽快感の裏に,現実にはニコもロボもよっちゃんもいない「お歯黒女または男」がたくさんいるままだという絶望感が押し寄せてくるのだよね。 その意味では,見続けられるかどうか,微妙にボーダーライン上なのだ…… 「自分らしく生きる」ことが「自分のやりたいことをやる」ではなく,「自分のやり方でやり通す」ことだとか,「ありがとうとお金と両方貰える,それが仕事」という心打つセリフや,最後の「ありがとう」の連発にニコニコし,力づけられながらも反発する自分がいる。 ところで,コーヒーの匂いでパンの耳を食べるロボって!! コーヒーは梅干しのかわりになるのだろうか(笑) 「助けて」の声で地面を掘り返した林夫妻,独り残って「お歯黒女」の衣裳をつけて試供品の乾電池(月子には魔法の電池だったかもしれない)を配る一海。やはり,ニコの家族はいい人たちなんだ!! Voice1の日記,Voice2の日記へ テレビのドラマについての日記は,フリーページ テレビ番組 (ドラマ)からごらんください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → テレビドラマ (↑関連トラバの集積場所) こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 番組ホームページ:セクシーボイスアンドロボ キャスト スパイ 須藤威一郎(ロボ):松山 ケンイチ 林二湖(ニコ,セクシーボイス):大後寿々花 ニコの家族 林竹男(父):塚本晋也 林雪江(母):片桐はいり 林一海(姉):村川絵梨 ロボの友人 名前不詳:六角精児 謎の組織 真境名マキ:浅丘ルリ子 名梨秀吉(よっちゃん):岡田義徳 ゲスト 山野月子:香椎由宇 脚本:木皿泉 演出:佐藤東弥 原作:黒田硫黄 BOOK&MUSIC お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/05/05 10:45:01 PM
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