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カテゴリ:読んだ本(その他・日本)
乙一の「死にぞこないの青」(2001)を読んだ。小学校の教室の中で「担任」はある意味で絶対君主に近い。 いいたいことをうまく口に出せないため,他の生徒や親には評判のよい新担任である羽田先生からにらまれ,クラスをまとめるための道具,バランスを取るための生贄とされる「最下層」の僕ことマサオの苦痛と苦悩は1学期を通じてどんどんエスカレートしていき,ついに,顔が傷だらけで真っ青なアオを出現させる。 単なるいじめ話に終わらないであろうことは,マサオの1人称で語られる状況把握があまりに冷静であることからも予想がつくのだが,マサオがどんどん追い込まれていく姿を見るのは,ありえることとして怖い。 北山・三田との校舎裏での戦い,夏休みの羽田先生への対決を経てアオの助けを必要としなくなったマサオや,周りの人間の評価を怖がっていた羽田と対照的な臨時の先生の登場ににほっとさせられるとともに,2学期からはそれまで何事もなかったようにマサオに接してくるクラスの仲間たちが,やはりいちばん怖い存在であると思わされた。 乙一の作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (乙一)からごらんください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → 読書 (↑関連トラバの集積場所) こちらもクリックをよろしく!! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽天ブックス 記事関連のオススメ日記 life is journey.(miky-momoさん) アゲハのひとりごと(ageha0509さん) cascade0920さん 未来の予定~ラビ的(みっつ君) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/06/15 12:26:51 AM
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