まあぼの交差点

セクシーボイスアンドロボ－第11話　ロボ－

を見た。

ニコの父が可愛がっていた（どうやら死んだらしい）セキセイインコの「るみちゃん」が見えることから，ホテルに出る幽霊退治を地蔵堂のマキと秀吉に頼まれたニコとロボ。

ホテルの部屋にいたのは，３か月前に爆死したはずの三日坊主。

最初は自分が死んだことも知らなかった三日坊主だが，「生きてきたという思い出がありません」という彼の気持ちがこの世にひきとどめているらしい。

銀玉鉄砲を見て，ニコの家をメチャメチャにしてしまった彼に，憎しみを抑えるための呪文を授けるロボ。

「バテレンレンコントマトママァークス」かな？　スーパーの安売りのチラシからでっち上げるところがいかにもロボらしい(笑)
爆弾入りの箱を自分に渡した男を見つけても，三日坊主が憎しみを抑えることができたのだから，呪文の威力は抜群だった。

ニコとロボの名前を思い出し，子供の頃の楽しかったことも思い出した三日坊主は，地蔵堂のマキに「よく遊んだ，楽しかった」と挨拶をして消えていく。

Voice１の衝撃のエンディングを利用したという意味でも和らげたという意味でも，よい挿話だった（クルシマギレ感もなきにしもあらずだが，笑）。

「恋人（小野一朗：マイク眞木）」が先々週Voice9で死んでしまい，「まだ，やってないことがある」，といって地蔵堂を閉店したマキ。
「やるんだったら（地蔵堂を）よっちゃんにあげる」といったマキに最後までついていこうとする秀吉がよかったね！
ということで，２人でバイクに乗って消えてしまった。

人が変わることや別れと次の出会いについてマキと最後の話をしていたニコにも大きな変化が……

まわりと合わせない転校生白井の影響で，自分がまわりに合わせ過ぎていることに気づいたニコは，見えないふりをしていた「るみちゃん」が本当に見えなくなり，ついには三日坊主も見えなくなり，「また明日」といったままロボとも会わなくなってしまう。

変わらないのがロボだった。

ニコにセッティングしてもらった一海とのデートであっさりとやられ，いいところのなかったロボだが，「どんなときでも，きっと自分の味方でいようと思う」という姿勢を崩さない。

ロボは，いつの日かニコからの呼び出しを受けたらあっさり，これまで通りのロボでコンビを復活できそう。

さて，変わりつつある中学生のニコがロボを呼ぶ日がくるのだろうか？

取りとめのないまとめになってしまったが，「夢の時間」を終わったニコが，中学校で本当の自分を見つけていくことができそうな展開……ということで，すっきりしたエンディングだったように思う。

それにしても，ニコの才能であり，タイトルにもなっている「セクシーボイス」がほとんど使われないで終わってしまったドラマでもあった(笑)


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