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テーマ:ミステリはお好き?(1494)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・海外)
シリーズ外,
P.D.ジェームズの「トゥモロー・ワールド」(The Children of Men,1992)(「人類の子供たち」を多分映画に合わせて改題)を読んだ。2021年の1月から10月までの話で,「近未来」ではあるが,「サイエンス」・フィクションではない。 第1章「オメガ(Ω)」は,2001年1月1日に地球で誕生した最後の人間が25歳の生涯を閉じたことから始まる。 1995年(オメガの年と呼ばれる)を最後に地球上の人類から子供が生まれなくなってしまったという設定で,こういう終末の描き方もあるのかと妙に感心した。 舞台はイングランドだが,既に王制は崩壊し「国守」ザン・リピアットの独裁政権下にある。 主人公のセオ・ファロンはザンのいとこで,一時は国家評議会のオブザーバー兼アドバイザー役にもついていた歴史学者。 そんな彼に,現政権に不満をもつ「五匹の魚」という組織が接触してきて………… 独裁政権に対する「反体制組織」の戦いの話などと考えると「五匹の魚」の組織力や行動の中途半端さ加減にがっかりさせられることになるが,もちろん,作者の主眼はそんなところにはないことは,2章が「アルファ(α)」となっていることからもわかる(αとΩは英語でaとZだが,前者が小文字で後者が大文字であることに,日記アップ直前に気づいてしまった。本は返してしまって確かめようがないし……,笑)。 もちろん,「人類の救済」の話でもない。 そうなるであろうとほぼ予想通りの終わり方を書ききってしまったあとに,「どんなときでも,人間って変わらないでしょ」と笑っている作者の姿がちょっと目に浮かんでしまった。 P.D.ジェームズの他作品についての日記は,フリーページ 読了本(海外) (P.D.ジェームズ)からごらんください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → ミステリ・サスペンス・推理小説全般 こちらもクリックをよろしく!! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽天ブックス 記事関連のオススメ日記 つれづれなるままに・・・(sherazadさん) 深夜の読書日記(緋沙子02さん) がちゃのダンジョン 映画&本(gacha-danjhonさん) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/07/15 01:01:34 AM
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