|
全て
| カテゴリ未分類
| パソコン一般
| 読んだ本(ミステリ・日本)
| 英語の読書
| Access・Wordなど
| 読んだ本(ミステリ・海外)
| HP・ブロク・ブラウザ・スパイウェアなど
| TV・映画・コミックスなど
| 読んだ本(その他・海外)
| 読んだ本(時代)
| 北森鴻
| 京極夏彦
| 連続テレビドラマ
| 高田崇史
| 森博嗣
| 綾辻行人
| 定期スキャン
| ジャポニカロゴス
| 読んだ本(その他・日本)
| ネプリーグ
テーマ:ミステリはお好き?(1494)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・海外)
「 パンプルムース氏の晩餐会」(日記は,→こちらから)に続いて,シリーズ8作目になる,
マイケル・ボンドの「パンプルムース氏とホテルの秘密」(Monsieur Pamplemousse Stands Firm,1992)を読んだ。毎回編集長のアンリ(・ルクレール)から難題を押しつけられて地方に出かけ,行く先々で愛犬のポムフリットとともにドタバタを演じるパンプルムース氏の話であるが,ふだんなら「元刑事」の面を出してどこかでちょっといいところを見せる氏が今回はしてやられっぱなしという感じで,それはそれでまた楽しかった。 「ル・ギード」初の女性調査員の研修とテストのために今回パンプルムース氏が向かったのはボルドーのアルカション。南仏西海岸ビスケー湾(フランスとスペインに囲まれる湾)沿いの小さな町で,ヌーディストが集まる浜辺(首からカメラをさげてパンプルムース氏が闖入したり,ポムフリットがそこらじゅうの臀部をかぎまわったりする)があるのも納得できる。 ロンドンからの電話で編集長を脅しつけて「女性調査員」候補になったのは,パンプルムース氏も旧知(「パンプルムース氏の秘密任務」に登場),かつて語学の勉強のために編集長宅で住み込みの家事をしていた「魅力たっぷり」なエルシーで,2人とも彼女のことが夫人たちにばれないように苦労するのだが…… エルシーは泊まりたいホテルまで指定するが,そこで出された食事は食べられたものではなく,事情を聞くとオーナー・シェフが行方不明だという…… パンプルムース氏の肩書きである「元刑事」は,ボルドーでも有名だったのだが,それは「50人のコーラスガールと騒ぎを起こして首になった元刑事」(実際には15人で,くびではなく早期退職と言い返してはいたが……)としてであって,今回は「その名に恥じない」活躍をした(笑) 「事件」についての警察への貢献という意味で,「元刑事」は「元警察犬」のポムフリットに大きく水をあけられ,エルシーがアルカションにやってきた理由について最後の最後まで気づかなかった…… エルシーの料理の採点について,パンプルムース氏は合格点を与えていたようだったが,元々料理が得意な彼女が今回パンプルムース氏に紹介したのは,イギリスの食パンを使った「フィンガーチョコレート・サンド」!! 不本意ながら美味しく感じてしまうパンプルムース氏の戸惑いがとてもおもしろかった。簡単に作れそうなのだが,やはり,あまりやってみる気はしない(笑) マイケル・ボンドの他作品についての日記は,フリーページ 読了本(海外) (マイケル・ボンド)からごらんください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → ミステリ・サスペンス・推理小説全般 こちらもクリックをよろしく!! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/07/20 12:43:38 AM
[読んだ本(ミステリ・海外)] カテゴリの最新記事
|
|