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2009年06月19日
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テーマ:闘病日記(4014)
カテゴリ:体調

私が入院したとき、同部屋にいらっしゃった方お二人は 私と同じ総胆管結石
すでに内視鏡による手術を終えられ、退院を待つばかりの回復期ちょき
みな同じ症状を経験し、同じ治療を受けて退院もすぐと笑い声の絶えない病室だったスマイル

ところが二人が退院し、私が手術を受け爆睡していた水曜日に
一挙に部屋は満室となり、しかもかなり重い病状の方ばかりしょんぼり
私の隣のベッドには、肺炎になって入院となった80歳過ぎのおばあちゃま
入院して検査をすれば、さらに総胆管結石もありで私と同じ絶食生活に突入下向き矢印
しかもお気の毒なことに、入院が水曜日だ 前にも書いたが
この病院では、緊急でない限り 毎週水曜にまとめて総胆管結石の手術を行う
このおばあちゃん、来週の水曜まで1週間以上の絶食を余儀なくされた雫

私がすっきりと目覚めた木曜日 壁に『絶食中』の札をかけられたおばあちゃん
何度も看護婦さんやご家族に『絶食中』の説明をされているのに
「ご飯が出ない」と文句を言う お腹が空くと自分のお菓子を食べようとするバツ
おばあちゃん 「なんであたしだけご飯が出ないんだい怒ってる
看護婦さん  「胆嚢って言うところに石があってね、ご飯食べるとお腹痛くなっちゃうから
         水曜日に石が取れればご飯食べられるからそれまで我慢してね」
おばあちゃん 「はぁ~、水曜まで!? じゃあそれまで何食べればいいんだい?
ご家族     「おばあちゃん、何にも食べちゃ駄目なんだよ、お腹痛くなっちゃうよ」
おばあちゃん 「だってあたしは腹は痛くないよ、そんなに食べなかったら死んじまうわぷー
これが日に何度も繰り返される 大丈夫点滴があるから死にはしない

このおばあちゃん、80歳とは思えない元気さぐー
見た目は 高橋留美子の描く漫画に出てくる 背の小さな腰の曲がった婆さんそのもの
そして大きな声ですごい早口でしゃべりまくる とても病人とは思えない
ちょっと前の私と同じで 絶食中は暇だ 特に治療もなく点滴するだけ
私と違って本も読まずパズルもしない 見舞い客が来ている時以外はずっと寝ている眠い..
一方の私は昨日寝すぎたので夜が不安 案の定なかなか寝付けず 1時頃やっと就寝


・・・と思ったのもつかの間、隣のベッドでガサガサゴソゴソうるさくて目が覚める
時計を見ればまだ4時だ 時計3時間しか眠っていない 何事かと思えば
「おかしいね 無いね あれどこ行っちゃたんだろう」耳を澄まさなくても聞こえる大きな声
おばあちゃん、何か探しものをしているらしい・・・
ぶつぶつガサガサゴソゴソを2~30分も続けた挙句 
今度はチャリチャリ~ンと小銭をぶちまけて「100円、100円」と100円玉拾い集め
「電話電話」と言いながら廊下へ出て行った 朝の4時半・・・どこへお電話ですか?

しばらくすると看護婦さんに連れられて戻ってきたおばあちゃん
「電話は朝の7時からだからね まだ夜中だからここで寝ててね」とベッドへ押し込められる
ベッドに入ってはいるが元気なおばあちゃん、ぶつぶつガサガサ朝まで続き
結局私がもう一度眠りに付いたのは6時過ぎ わずか1時間の安眠タイムわからん

朝、ろくなものも食べず 4時間しか寝ていない私は意識朦朧
天井が回る回る これは今夜もやられたらたまらない 本当の病気になっちまう下向き矢印
退院は明日と決まっているが、先生に談判して今日退院させてもらおう・・
そう決意し いざ回診の先生に 「寝不足でめまいがひどくて・・」と切り出したものの
「それは大変 明日は退院ですから今日1日リラックスして過ごしてください
 どうしても眠れなければ安定剤もありますから遠慮しないで」と先に言われてしまうと
それ以上は言えないおじゃなのでありました。

最終日は点滴もはずされ、朝と夜の検温血圧のみ あぁ、やっぱり帰れば良かった失敗
今日も1日おばあちゃんは眠っている そりゃ夜眠ってないもんね そうでしょうよ

そして夜は更け 恐怖のおばあちゃん劇場の幕が開く
日中眠り続け 元気元気のおばあちゃん
日付が変わる前から活動を開始 とにかくしゃべるしゃべるマイク
今夜は何人のお見舞い客がいらっしゃってるの? ってくらい話し相手がいるようだ
とても独り言とは思えない明瞭な語り口と聞きたくなくても耳に飛び込むその内容
時どき叫びながら廊下に飛び出し 看護婦さんに連れ戻されること3度


1度は私との仕切りのカーテン(結構重くてしっかりした生地)をスルスルと手繰り上げ
ひょこっと顔を出したかと思うと、ひらりとベッドからこちら側へ飛び降りた!!
80過ぎの入院患者のすることか?っていうかなんでそんな事できるの?
ぺたりと裸足で着地すると 寝ている私の顔を間近で覗き込み(目が合う 怖い泣き笑い
しばらく見ていたが、また今飛び降りた場所からするすると這い上がり戻っていった
(ベッドには転落防止の柵が付いているのだが、これを乗り越えるとは・・) 

突然の出来事に 心臓が口から飛び出すかと思うほどびっくりしたびっくり
真っ暗な病室で深夜2時過ぎにこんな事をされたらほとんどパニック状態になる
目の前の顔が妖怪か 魑魅魍魎の類に見えたどくろ
寝たら殺されるんじゃないかとマジで思って寝られなくなった
まんじりともせずに外が明るくなるのを待った その間も大声でのおしゃべりは続いている
いつも聞こえるいびきや安らかな寝息が聞こえず 時折寝返りの音が聞こえる
病室のみんなが寝ていないと思うと 少しだけ心強かった


明け方4時過ぎ、ばばあが静かになり寝息が聞こえるのを確かめてから眠りについた
今日も7時まで3時間の睡眠時間 起きるとめまいは昨日よりひどい台風
いつも6時半頃から開くベッドのカーテンが7時を過ぎても誰も開かない 
みんな寝不足だ雫  洗面室で「あなた隣で大変ね」と同室の人から声をかけられる
「はい、でも今日退院ですからスマイル」と笑顔を返す

二人で病室に戻ると、みんなのテーブルの上に菓子入り紙袋が置かれていた
何かと思ったらばあさんが「昨夜は騒がしくて迷惑かけちゃったからね、ひひあっかんべー」と笑った
お年もお年だし、少しぼけちゃっててもしょうがないよねと思っていたが・・
ばあさん、自分のしたこと全部わかっているのか?ぼけたふりしてるのか?


背筋がぞっとした。個室と大部屋とどっちが怖いかわからないくらい怖かった
朝食だけ食べて9時に夫に迎えに来てもらい速攻帰った車家 もう入院は嫌だ病院






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最終更新日  2009年06月28日 17時50分59秒
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