カテゴリ:行政書士一般
仕事に集中したいとき、なぜか騒がしい所が落ち着きます。 そう、喫茶店とかね。 最近、よく利用しているのが自宅からほど近いベ○ーチェ。 ス○バよりも割安ですし、スペースもゆったりめなので 個人的には気に入ってます。 ここに仕事を持ってきて書類の作成(主に原案づくり) をしています。 今日は任意後見契約書&委任契約書&代理権目録の 原案作りをしてました。 一応のたたき台を作ってご依頼人(後見人就任予定者) とご本人(任意被後見人)に見ていただき、 さらに詳しいお話をうかがって契約書を練り込みます。 任意後見契約書もひな形はありますが、会社の定款と 同じく、一人一人(一社一社)の実情に合わせて 相当なカスタマイズが必要です。 特にご本人がどういうサポートを望んでいるのか、 財産については、どこまでの管理をしてほしいのか、 そういった細かい気持ちを汲み取るまでの意思の疎通と 信頼関係の構築も必要になってきます。 これは遺言の作成にも当てはまるのですが、公証役場に 行くと言いたいことも言えなくなってしまう 高齢者の方をよく見てきました。 「言いたいことを言っていいんですよ。ご自身の ご希望を自由に言っていいんですよ。」と言っても 遠慮されてしまう方がほとんどです。 やはりまだまだ敷居の高さがあるのでしょうか。 それとも初めての場所なので緊張されているのでしょうか。 公証役場というのはやはり独特の雰囲気がありますから、 なかなか思ったことを言えないのかもしれません。 行政書士としてできること、それは公証役場に一緒に 行く前にいろいろなお話をさせていただくことで、 ご本人の真意を聞き出すこと。 本当はこうして欲しい、ああして欲しいということを 書類に十分反映させてあげることです。 そしてそれを事前に公証人に伝えておくのです。 もしも本人が言いにくそうだったら、公証人から 話を導き出していただいたり・・・。 (証人は話ができないので) こうした事前のコーディネイトは行政書士の大切な 仕事のひとつだと思っています。 十分なコーディネイトを果たすために、 何度も足を運んで会いに行きます。 そこから安心感を持ってもらって、本音を聞き出せたら って思います。 またどういった生活環境なのか、家族構成はどうなのか、 親族の仲はどうか、財産の管理はどうしているのか・・・等々、 さらには周りで世話をしている方の実情や悩み事にも 十分に耳を傾けます。 そうした地道な作業をつうじてようやく出来上がる 契約書案。 簡単にひな形をマネして一丁上がり!というわけには いかないのです。 年末年始もたくさんのお仕事に囲まれてマス・・・。 とってもとってもありがたいことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.12.27 23:29:21
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