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2007.01.29
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カテゴリ:行政書士一般

 いよいよ平成18年度行政書士試験の合格発表
がありましたね。


合格された皆様、おめでとうございます。
今まで頑張ったきたことの当然の成果だと思います。

惜しくも不合格になってしまった方・・・
残念でしたね。
人間の能力なんて大差ありませんから、なぜ自分が
落ちてしまったのか、合格した人との差は何だった
のか、原因をよく分析してぜひ来年またチャレンジ
してください。


不合格(通知)というのは、
「あなたにはまだ何かが足りないんだよ」
という神様からの貴重なメッセージなんだと
思います。
素直な気持ちで神様が伝えたかったことを理解する
(気づく)ことから来年へのチャレンジが
始まるのだと思います。
理解する(気づく)ことで、努力の方向性つまり
どっちの方向に努力をしたらいいのかを見極める
ことができるのです。
(方向違いの努力をしてル人・・・多いです)

今回の試験の気になる合格率は4.79%だそうです。
100人並んだら前から4人しか合格しない試験。
1000人並んだら前から47人しか合格しない試験。
10000人並んだら前から479人しか・・・。

その狭き門の中に滑り込まないと合格しない試験・・・。
こう書くとものすご~く難易度の高い試験のように
思えます。
目の前にそびえる途方もなく高いハードルを想像する
だけで来年への気持ちが萎えてきそうです。


でも合格率5%というのは、見方を換えると己との
戦いに敗れた人が95%もいる試験だと言い換える
こともできますよね。

試験というと
「頑張って合格率○%の枠の中に入るんだ!」
という「外から滑り込む」イメージですよね。
でも逆の発想で、元々みんな合格の枠内にいながら、
試験までの1年間の間に勉強を怠けたりして、
徐々にはじき飛ばされていく試験で、ここに最後まで
食いついて残った人が合格するというイメージに
替えてみたらどうでしょうか?

ということは、すべきことをした人は来年必ず
合格できるんです。
どんなに合格率が低くなろうが、最初から合格の枠内に
いるのだからちゃんと合格できるんだとイメージするんです。
合格の枠に入ろうとして入ったのではなく、
枠から出ないように頑張ったから残っていたと。

合格率の低い年に不合格になると、
「こんな合格率じゃ受かりっこないよ。」
って思ってしまいがちです。
そのイメージを引きずりながらこれから勉強を再開
するのって精神的に辛くないですか?
5%の枠の中に入ることが途方もなく難しいことに
思えませんか?
どうやったら5%の合格枠に入れるかを考えながら
続ける勉強ってしんどくないですか?
なんか偉業を成し遂げないといけない義務感が
ものすご~く圧迫感あります。
(んで、押しつぶされます)

そこで自分はすでに来年の試験の合格者リスト
に入っているんだとイメージするんです。

誘惑に負けそうになったら「ここで遊んだら
リストから自分の名前が消える」とイメージするんです。
そうするとどんな誘惑にも勝てるような気がします。
怠けることで失う物の大きさがわかっているからです・・・。
失った悔しさを知っているからです・・・。

合格者リストに入ろうする努力よりも、
合格者リストから外れないように現状を維持
しようとする努力のほうができそうな気が
しませんか?

実はコレ、私が受験生だった頃に実践していた
モチベーションを維持する「自己暗示」だった
のです。
すべては自分の勝手なイメージだったわけですが、
精神的に弱かった自分が自分のココロを守るために
作り出した「仮想合格者リスト法」。

たいした方法ではありません。
合格するために必要な勉強の絶対量はどんな試験
でもあります。
それをこなさなければならないのは同じコトです。
(その絶対量すらこなさずにあれこれ言う人の多いコトよ)

要は気持ちの持ち方次第で、精神的に
キツくなるか、楽になるかだと思うわけです。

マゾじゃないんですから、自分をトコトン追い込んで
続ける勉強も楽しくないですからね。


合格した後は、実務家同士の熾烈な経営競争が
待っているんです。
そこで負けると廃業です。

試験勉強というのは出題範囲があります。
それをこなせばいいわけです。
つまり与えられたテーマ(出題科目)を粛々とこなせばいいわけです。
何をやったらいいのかを考えなくていいぶん、
楽と言えば楽です。

でも実務では、やるべきことを自分で考え、
予測し、実践し、分析し、反省する。
どれだけのことをどれだけの深さで追求するのか、
どこで見切りを付けるのか、どこで撤退するのか、
誰も教えてくれませんし、経営戦略は百人百葉ですから
自分のスタイルを早く見つけ出さなくてはなりません。
そう、自己資金が尽きる前までにです。
まさに自分と家族の未来を賭けたギャンブルのようです。

行政書士になってみて初めて理解できたことは、
「給料日のない仕事ほど精神的にキツイものはない。」
ということでした。
アルバイトだって1時間働けば安くたって700円くらいは
もらえます。
でもこの仕事は丸1日、丸1週間、丸1ヶ月働いても
1円も稼げないこともあるのです。

こういう精神的にキツイ仕事に耐えられる人間かどうかを
選別するのが試験なんじゃないかとさえ思えます。
でもまぁやっと開業7年目にして少し落ち着いてきたような
気が・・・。
(丸6年もかかった・・・とも言いますけどね)

サラリーマンはサラリーマンなりに大変です。
決して楽な仕事ではありません。
上司や取引先とのいろんな精神的肉体的苦労の
代償がこの給料なんだという気持ちもわかります。
でも毎月最低1回は必ずお給料がもらえるという
「安心感」は何物にも代え難いものがあります。
自由業を始めてホントそう思います。

それはさておき・・・
行政書士はご自分の人生を賭けるだけの価値のある
とてもやりがいのある仕事(のひとつ)であることは
間違いありません。
また幅広い業務範囲の中から、どんな業務を扱うかによって、
ご自身の事務所のカラーを作りやすい(差別化を図りやすい)
職業だとも思います。
どういうふうに事務所経営を展開していこうかと
考えるだけでワクワクする職業だと思います。
(ワクワクのあとはもちろんその実務の猛勉強が待っています)

今年もひとりでも多くの有能な人材が行政書士として
開業し活躍してくれることを期待しています。

(お・・・きれいにまとまったじゃないか!)















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最終更新日  2007.01.30 01:47:02
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