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テーマ:絵描きのたわごと・・・(366)
カテゴリ:frottage作品
『海の詩ー5』 2004
このシリーズも『Via701』での個展出品作です。 絵はfrottage、自作の詩はカシュー(人工漆)で書きました。 《海 母の胎内 ゆったりと 幼き日の 想い出》 海は、母親の代名詞・・・のように思えるのです。 以前にも紹介しましたが・・・ 【海よ、僕らの使ふ文字では、お前の中に母がゐる。 そして母よ、仏蘭西人(フランス)の言葉では、あなたの中に海がある。】 という詩を連想したからだろう・・・僕にとって、海は母の象徴なのだろう・・・。 これは三好達治の短詩です。 言うまでもなく、日本語の「海」という字の中には「母」という言葉が含まれます。 そしてフランス語。 [mère/メール]コレが「母」 [mer/メール]これは「海」発音はどちらも同じです。 ボードレールなど、フランス文学に傾倒していた三好達治は、この「郷愁」という詩の中で母をこのように描いているのです。 『海の詩ー5』 2004 Frottage 漆 紙 400×300 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.19 08:54:01
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