うめ子のお姑さん、つまり旦那さんの
お母さんは当年とって81歳になる。81歳と言うことは大正の最後に生まれたと言うことだが、
本人にとってはコレが結構問題で、
「昭和生まれ」では無いことにかなりこだわっているようだ。(^^;)
子ども達、嫁達、孫達が
口を揃えて言うのは、「おばあちゃんは家にいない!」ということ。
神戸市は65歳以上のお年寄りに市営バスと
電車のパスを支給するので、そのパスで行けるところは
例え遠回りであってもなんとかたどり着く。
さらに一駅、二駅ぐらいなら頑張って歩いてしまう。
趣味のコーラスを長い間続けていて、
コンサートやら、リサイタルやら、
いつも忙しそうだ。
あまりに留守が多いので、息子&嫁で相談して
携帯電話を持ってもらうことにしたが、
いつも家の中で鳴っている「不携帯電話」になっている。(苦笑)
最近の本人の悩みとしては、
「物忘れ」がひどくなったことと「膝」が少々痛いことだそうだ。
物忘れならうめ子も負けないぐらいひどいし、
膝だって結構痛い。
それを考えると、なんとお母さんの元気なことよ!!!(^_^)v
6月の初めに長女のお誕生日会を開いた時の事、
お母さんは老人健診の結果を持ってきて
旦那さんに相談していた。
母「今回はね、コレステロールがちょっと高かったんだけど、
大丈夫かしらね~?」
息子「年からしたら、このくらい大丈夫だろう!」
前回は血圧がちょっと高かったとかで、
その時も息子に相談したら、やっぱり
「その年ならそれくらいでも全然OK!」と言われて
安心していたお母さんである。
息子「ところで、「便」は調べていないのかな~?」
すると、お母さんなんだかとっても自信たっぷりに答えた。
母「結構出てるわよ!」と・・・(^^;)
息子「いや、そうじゃなくって(汗)
便に血が混じってないかとかの検査だよ。」
これを聞いたお母さん、ますます自信を持って、
母「血なんか混じっていないわよ!」と大憤慨!!!(>_<)
息子「いや、目では見えないよ・・・」(滝汗)
・・・と言うように50歳を過ぎた医学博士の息子でさえ
タジタジのパワー全開おばあちゃんである。
お酒もひょっとしたら息子達より強いのでは、と
思われるくらいだ。
あのお年でなんと、「はしご酒」や「朝帰り」、
挙げ句の果てに「玄関で寝ていた」ということもあった・・・(爆)
↑最近のことですよ!
その時のおばあちゃんの言うことがまた凄かった。
母「大丈夫よ、だってちゃんとコートを着たまま
寝てたから寒くなかったし・・・」だった。(^^;)
なにしろ、おかずもお刺身だったら「日本酒」、
お肉だったらワイン、中華だったら「紹興酒」を、と
何でもござれだし、おかずが残っていたら「もう少しお酒を~」だし、
お酒が残っていたら「もう少し何かおかずを~」と
所望される。つまり、なかなか同時には終わらないので
どんどんお酒が進むと言うことになる。
ご本人曰く、「朝早く目が覚めて困る」のだそうで、
薬を飲んでも5時間眠れるかどうかなのだそうだ。
しかし、うめ子は子供の音楽会などにお母さんを誘うと、
大体「半分」ぐらいは寝ているのを知っている。
さらに長女などは、「この間駅でおばあちゃんが寝てた!」などと目撃している。(苦笑)
その駅とお母さんの降りる駅はたったの
一駅なのに、である。
つまり、夜眠れない分は昼間に充分補充していると
言うことか?
もしくは、昼寝がたたって夜ねむれない、ということか・・・???
こうしてみると、お母さんの健康と長生きの秘訣は
「快食、快飲、快便、快眠」という事になろうか。
後家さん歴16年のおかあさんだが、本当に人生を
楽しんでいる。お母さんを見ていると。
うめ子なんて、「まだまだだなぁ~!」と思ってしまうのであった。