試写会ではずれ、上映中は行けず・・
やっと再映で観る事ができました。
それも最終日。。
舞台はアメリカ・・ロス。。
いわゆる【人種差別】ですが、それだけではなく色々な問題を
提言してくれる映画でした。
様々な俳優が出演していて、主役は誰?状態で、
エンドロールが出て初めて「サンドラ・ブロック」の名が
一等最初に出て主役?という感じなのですが、
彼女だけでなく皆が少しずつ色んな役で出ているので、
ひとところに焦点が当たらず 色々なストーリーがあります。
その為、見ようによっては頭が混乱して
わけがわからなくなる事もあるようです。
人は偏見によって大事なものを見落とし
また 人によって違う見方をし
様々な出来事によって 色んな体験をしてゆくもの。。
何が大事か 何をすべきか。。
それはその時々によっても違い人によっても変わるのでしょう。
何かを得る事によって何かを失う事もあれば
何かを失った時に得る事もあるのです。
人種差別。。というと日本人には理解できない。。
などという方もいるようですが、地域によっては同和問題もあり
苛めもあり、関係ないとは言い切れないのではないでしょうか。
その上、この映画の中では「アジア人」は、人間扱いされておらず
国際社会が叫ばれている昨今でも白人と同等ではない事を物語ってます。
「ナイロビの蜂」でも白人の黒人に対する差別は
同じ人間としての価値の違いをまざまざと
見せつけられたのにもかかわらず
アレが絶賛されるなどという不思議な現象に違和感を覚えました。
第78回アカデミー賞[2006/3/5]にて最優秀作品賞に選ばれ
とても話題になりましたが、賛否両論あるので、
自分で目で観て何かを感じていただきたい作品デス。
公式HPはコチラ。。