パリの魚市場で人知れず産み落とされた命。
18世紀 パリは、活気と悪臭に満ちていた。
ジャン=バティスト・グルヌイユ。
産声で母親を絞首台へ送った赤ん坊はそう名付けられた。
人類に2人といない才能が誕生したことなど、
人々は知る由もなかった。
故に 人々を震撼させる事件があることなど
知る由もない。。
彼は、脅えた少女の悲鳴を塞ごうとして、
誤って死に至らしめてしまう。
悲劇の始まり。。
天国の香りを創るため、香水店への弟子入りし
落ち目の香水調合師バルディーニ(ダスティン・ホフマン)に
弟子にしてくれと頼みこむ。
計量カップも使わず、己の鼻の記憶だけで、
バルディーニが盗もうとして出来なかった流行の香水を
作って見せるグルヌイユの才能に、バルディーニは呆然とする。
この世に2つとない香水創りが始まる。
究極の香水は果たして出来上がるのか!?
『香水 ある人殺しの物語』パトリック・ジュースキント/文春文庫 ¥733-
1985年に発表されるやドイツで15週間ランキング1位
日本を含む45カ国語で翻訳され全世界で1
500万部を売りあげた驚異の大ベストセラーになった小説。
数年前 友人に薦められて読んだ事があるのですが
なんとも奇妙な気持ちになったのを思い出します。
香りというのは 不思議なもので
ある香りを嗅ぐだけで
そのときの状況が脳裏に蘇ってくるものです。
体臭そのものがないグルヌイユが求めたのは
究極の香水・・
それを求め彷徨い歩くグルヌイユ。
なんといっても主人公グルヌイユを演じた
ベン・ウィショーが印象的です!
久しぶりの「ダスティン・ホフマン」の
演技も見ものでした。
最後のシーンは、目を覆いたくなるような
エロチックなシーンだったのですが
皆さん釘付けになって観てました。。
アレを数分間見れるとは。。^^;
申し訳なかったのですが
私は、そんな皆の表情を冷静に見てしまいました。
う~~ん・・そんなに観たかったか!?(笑)
世にも奇妙な物語のような
観終わった後 しばらく呆然としてしまう
一風変わった映画です。
ぜひ一度 ご鑑賞ください!
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