壊れかけた夫婦の絆を取り戻すために旅をしている
アメリカ人夫婦のリチャードとスーザン。
バスで山道を走行中、どこからか放たれた銃弾が
スーザンの肩を撃ち抜く。
なんとか医者のいる村までたどり着くが
応急処置がやっと。
彼は英語がなかなか通じない村の住人たち
対応が遅いアメリカ政府に苛立ちを露わにするが…。
同じ頃 東京に住む聴覚に障害を持った女子高生のチエコは
満たされない日々にいら立ちを感じていた…。
モロッコ。。
まるで玩具のように持たされた銃。
山羊をジャッカルから守る為の銃だったはずなのに
ソコへバスが来てしまった為
軽い気持ちで標的にしてしまった弟。
その行為が まさか「テロ」に間違われようとは!
「大丈夫?」と声かけたいくらい
最後のシーンは、涙が出た。
大体子供置いてモロッコまで行くアメリカの夫婦。
何考えてるの?(って・・プラピ夫婦・・)
メキシコ。。
息子の結婚式に出たかっただけなのに
国境越えして預かった兄妹を連れ出してしまったばかりに
職も失い生活さえも失ってしまったベビーシッター。
兄妹を探して彷徨うシーンは「神も仏もいないのね」と
呆然としてしまった。
で、ベビーシッターの甥は一体どこへ?
アメリカ。。
たかが旅行者がジャッカルの変わりに
打たれただけなのに
それを「テロ」と勘違いし、マスコミが大騒ぎし
後に引けなくなってしまう当局。
情報は時として「善悪」の区別が出来なくなるものだ。
日本。。
旅行者を撃った銃は日本人ハンターのものだった。
それがチエコの父のものだったとは。
それにしてもチエコの父親の職業は?
あんなお高いマンションに住めるって。。
それに母親が自殺したマンションに
そのまま住めるって神経がよく分からない。
チエコがそのシーンを見たから口が利けなくなったのか
先天性のものなのかも??
モロッコ、メキシコ、アメリカ、日本。
コレがどう繋がるのか 不思議だったが
なるほど・・う~ん・・そうか。。
松本清張ではないが 「点と線」のように
次第に全貌が分かっていくと
世界って・・人間って
こうやって繋がってるんだなぁ~と思ってしまう。
けれど期待していたほどに菊地凛子には、
共感できず共感できないどころか
コレが高校生?とまるで「コスプレ」に
見えるくらいに奇妙ないでたち。
確かに体当たりの「聾唖者」役は、
見事だったが、どうして?と思う程多くの
ヌードシーンに疑問。。
高校生という設定でなくてもよかったのでは?
だったら無理なく受け入れられた気がする。
鑑賞する前に「注意書き」を貰ったけど
照明が点滅シーンで気分が悪くなっただけではない気がする。
その前に、見るに耐えない気分の悪くなるシーンが
連続してあり その後 点滅シーンになる為
その前から目を背けた方が身の為。。
どうして あんなシーンを連続したかなぁ~。
そういえば、プラピの子供(妹の方)は、
ダコタちゃんの妹エル・ファニングちゃんだったらしい。
観てる時「ダコダちゃんに似てる~」と
思ったのは私の勘違いではなかったのね。
役所広司さんは、この映画のキャストに
一番に選ばれたのが とても嬉しかったそうですが
菊地凛子に関わった渡部篤朗に見えた刑事役は、
果たして何者なんでしょう?と気になったので
調べましたぁ~(笑)
私と同じく気になった方・・
コチラへアクセス!
色んな話題を提供してくれたこの映画。
分かりにくいので どうぞ~~!とは
言い難いんですが 興味のある方は
気分悪くなるのを承知で観てくださいませ。
話題には事欠きません。。
公式HPはコチラ。。