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テーマ:お勧めの本(7400)
カテゴリ:本
妻のために書かれた1778篇から選んだ19篇に 闘病生活と40年以上にわたる結婚生活を振り返るエッセイを合わせた ちょっと風変わりな愛妻物語。 余命は1年、そう宣告された妻のために 小説家である夫は、とても不可能と思われる約束をする。 しかし、夫はその言葉通り、毎日一篇のお話を書き続けた。 五年間頑張った妻が亡くなった日 最後の原稿の最後の行に夫は書いた 「また一緒に暮らしましょう」
余命1年と言われたのに『1778編』を捧げたということは、 単純に計算しても4年8ヶ月生き延びてくれた事になります。 この本には、19編しか載っていませんが 毎日 原稿用紙3枚辺りを『1773編』も書くのは 容易ではなかったと思うのです。 1編1編の終わりに奥様の反応も書き足してありました。 (初版本ではなく文庫だったので。) 私は、星新一さんのショートが好きなので 同じSF作家の眉村卓さんの本は、手に取った事はありますが きちんと読んだ事はありませんでした。 『なぞの転校生』という某放送局でドラマ化されたので 観た方も多いと思いますが SF作家としては有名な作家さんです。
最後の『とうとうコレが最後です』の文章を読んだ時は 思わず涙が出そうになりました。 コレがどんな映画になっているのか気になります。 SMAP剛君ですし・・
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