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テーマ:お勧めの本(7399)
カテゴリ:本
「人間の命とは何か?人間の価値とは何か?」という深遠なテーマに、 ダイナミックな物語構成で鋭く切り込む。
時にユーモアあふれる筆致でぐいぐいと読者を引き寄せていく。 小説のあらたな領域に挑む意欲作!
本の紹介には上記のように書いてあるけど 正直コレで「第5回ポプラ社小説大賞受賞作」と言えるの?という印象。 『水嶋ヒロ』いうネームバリューが無ければ、読まなかったと思います。 ガッツリ読めば1日程で読めるような本でしたが いかんせん・・書き方が硬い。。。 その上、本自体が真っ白。 本を読む方ならわかると思いますが 普通 本って少しベージュっぽいですよね? それが真っ白だから目に優しくない^^; 素人っぽさを本でも出そうとしたのでしょうか? なので・・ 読み出しから『読みにくい』と感じたので、しばらく放置 図書館から『オモニ』や『僕と妻の1778の物語』など借りてましたし・・ 頑張って頑張って・・・頑張って読んでみました。。。 怒られるかもしれないけど、 これに賞をあげたポプラ社さん・・売れればいいや・・なんて 商法やってると会社の価値下げますよ。 俳優さんが書いた本・・という位置づけなら十分イケると思いますし 水嶋ヒロさんも俳優続けながら地道に書いた方がよいのでは? 私がこういう感想を書いたからといって すべてを否定しているわけではないので興味のある方は 是非読んでくださいね・・損はしませんから。今更だけど。。^^;
申し書きをすると・・ 水嶋ヒロさんは たぶん とても真面目な方で 『死』や『命』ということに関して、(奥様の病気も念頭において) 真摯に考えた結果こういう本を書きたいと思ったのでしょう。 『徹子の部屋』の出た時の彼を観た事がありますが 話し方から『クソ真面目』(失礼!)だと思いました。 それで文章も硬かったのだと推察しますが 作家ならば、いかに読者に判りやすいように伝えるか・・だと思うんですね。 帰国子女だという事もあって、日本語コンプレックスもあるようですが 巧い・・とは言い難いとは思うけど、それなりな文章は書いてあったと思います。 自殺志願の人が自分の死によって人を助けられる・・この過程はOK!なのです。 けれども、その後「死」に対しての躊躇が無いのが とても気になりました。 自分で自分の命を絶とうとする場合 1度や2度は必ず後戻りしたくなるのではないかと思うのですが この主人公は、「死」に対する恐怖が感じられなくて違和感を感じたのです。 それは作者の意図する所ではないのではないでしょうか? もう少し話を練った方がよかったのでは? 酷評ですみません。。。m(_ _"m) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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