|
テーマ:最近観た映画。(40112)
カテゴリ:邦画 さ行
遺伝子を研究する大学院生・泉水(加瀬亮)と 芸術的な才能を持つ2つ年下の弟・春(岡田将生)は、仲の良い普通の兄弟だ。 優しい父(小日向文世)と三人で、平穏に、そして陽気に暮らしている。 だが、この家族には春の出生に関わる哀しい"過去"があった。 その原因をもたらした"ある男"が街に戻ってきた。 そして、時を同じくして不審な連続放火事件が発生する。 その現場には謎めいたグラフィックアートが残されていた。
伊坂幸太郎原作 原作読まずに鑑賞。 「家族愛」がテーマらしいけど、「殺人」が絡む恐ろしい話。 それも「レイプ」によって生まれてきてしまった「春」の存在が 絡んでくる「重い重いテーマ」。 それなのに「重力ピエロ」と、いとも簡単に、片付けるような「題名」^^; 渡部篤郎演じる葛城が出所して言い放った言葉・・ 「苦しむのは相手だけ、俺は苦しくないし悪くない」と嘲笑うシーンが、とても不快でした。 だからでしょうか、春が殺してしまっても罪悪感を持たなかった事に 私自身も「それでいい」と思ってしまったのは。 でも、いけないんですよね・・それでは。 あの親子は「何も無かったこと」として片付けようとしまった事に 「違う」と言い出さなかった事に「OK」を出しちゃいけなかったのでは? 「家族の愛は重力を超える」に異議は無いけど 殺人を見過ごしちゃいけないでしょ・・いくら罪人でも。 それじゃ「デスノート」と同じではないですか。 見終わった直後は、ちょっと家族愛に感激してしまったけど よく考えたら恐ろしい家族です。 けれど、映画的には面白いと思います。 観て損はないです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[邦画 さ行] カテゴリの最新記事
|