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テーマ:お勧めの本(7400)
カテゴリ:本
「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。 そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。 終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。 天才だが臆病者。 想像と違う人物像に戸惑いつつも、一つの謎が浮かんでくる。 記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。 涙を流さずにはいられない、男の絆、家族の絆。
映画化されるので その前に。。と思って読みました。 戦争の話だと分かっていたので 最初は、なかなか入り込めず。 ・・・が、 祖父の戦争時代の戦友を手繰り寄せていくと 分かってくる時代背景と祖父の想い。 今は平和になった日本で、戦争を知らない私たちにとって 未知の世界の話です。 昔々 祖父と話していた時 ふと祖父の手を見ると 左手の小指の第一関節の先が無いことに気がつきました。 「どうしたの?」 「コレ・・これはね、戦争の時にソ連に抑留された時 寒くて寒くて壊疽してしまったんだよ」 それ以上 訊いてはいけない気がして 聞かなかったけれど ちゃんと聞くべきだったと今になって思います。 来年の上映を心待ちにしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年11月16日 20時48分35秒
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