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テーマ:福祉医療関係(1061)
カテゴリ:徒然なるままに…
5ヶ月前まで勤務していた職場に正式に復職して10日。
遅番勤務で夕食時にある利用者さんの食事介助をしていた時のこと… 5ヶ月前に私が一旦退職した時点では同じホームで働いていて、今回、私が復職したのと入れ違いに退職した元スタッフの女性がホームにやってきました。 現在このホームに入所している女性の中の一人が彼女の実母ということで、その関係でみえたのです。 食事介助をしている私を見つけあれこれと話しかけてくる彼女に、仕事をしながら受け答えする私でしたが…そんな私を見る他のスタッフの視線がなんとなくおかしいことに気付きました。 …大半の利用者さんが眠りにつき、仕事が一段落した頃。 本日の夜勤担当者と、その時まだホームに残っていた現在のホーム長が徐に口を開いてくれたのです。 「〇〇さん。あなた、××さんがここを辞めた理由知ってる?」 「はい…っ?」 ××さんというのは、先ほど私と言葉を交わしていた元同僚の彼女のことです。 「いえ…」 「やっぱりね…知ってたら、あんなに仲良く言葉は交わせないよね」 「と言いますと…?」 この際だからあなたも知っておいた方がいいということで、本日の夜勤担当者が教えてくれた彼女の退職した理由。 聞いた瞬間、我が耳を疑いました。 「現在のホーム長が着任する以前にホーム長だった人のこと、〇〇さんも憶えてるでしょ」 「…はい」 5ヶ月前に私が一旦退職する直前、それまで在籍していたホーム長さんが家庭の事情で故郷に帰ることになったとかで退職された為、ホーム長自体が交代していたのです。 それ以前にいたのは男性のホーム長で、新しく着任されたのは女性のホーム長でした。 「××さんが退職した理由は…一口に言えば、色恋沙汰が原因なの」 「色恋沙汰?」 「そう…以前のホーム長が在任中に彼女と関係しちゃってね。そのことが、ホームを統括する本部の耳に入ってここに居られなくなっちゃったってわけ」 「はい…っ?」 「家庭の事情で故郷に帰るって言ってた前任のホーム長、まだこの市内に住んでるって話よ」 「はぁ~」 「この市内に××さんと住んでて、別の市にあるグループホームのホーム長してるんだって」 「はいっ?」 「驚いた?」 驚いたもなにも、暫く言葉が出てきません。 「だって…××さんは確か…」 「孫が4人もいるれっきとしたお祖母ちゃん」 「ですよね…そんでもって、前ホーム長は…」 「ここを去る時点(約半年前)で、30代後半だって言ってたね」 驚きました。 本日の夜勤担当者は、5ヶ月前に私が一旦退職した時点で××さんと一番仲がよかったスタッフなのです。 それが、今回私が復職した後でなにかの折に××さんの話題が出るときまって吐き捨てるような言動をしていました。 その理由がわからず首をかしげていたのですが… 「なにから、その事実がわかったのですか」 「なにから~って。××さんが、私に彼(前ホーム長)と一緒に写ってる写メールをみせてくれたのよ」 「はい…っ?」 随分とまあ大胆なことを。 「それまでは、一緒に暮らしてることはおろか、付き合ってることすらおくびにも出さず私や他のスタッフに~前ホーム長元気かなぁ~とか(男性スタッフをつかまえては)前ホーム長にメールしてごらんよとか言ってたんだから」 「はぁ~」 「元気かなぁ~ってああた。一緒に住んでるんなら、おまえが一番知ってたんじゃねえのかよって。全てわかって、ほんと頭きた」 「さも他人のふりしちゃってさ。他のスタッフに、(前ホーム長)とコンタクト取れってせっついといて。陰で自分は相手とよろしくやってんじゃん」 「はあ~っ」 「その使い分けって言うか、表と裏があることに腹がたったから。以来、私は××さんと絶交したの」 「なるほど」 「世間一般から見たらさ…4人も孫がいる女が職場で年下の独身上司と出来ちゃったら、それこそキモイ(気持ち悪い)って思われるでしょう? それ考えたら、ある程度の後ろめたさは感じるよね。それを…さも他人のふりして、やれメールしてみろだとか元気かなぁ~だとか。猿芝居もいいかげんにしろって言いたいわけ」 「そんな彼女の口車に乗せられて、元気でしょうかねぇ~なんて答えてる私らを。あのやろう、腹の中で笑ってたんだよきっと…」 「…」 「それ考えたら、ますます腹たってきて。以来、誰も彼女とは口きかなくなったってわけ」 「なるほど」 「彼女と会話してたあなたに周囲がよそよそしかった理由、わかった?」 「はい」 「ごめんね」 「いえ…」 一部始終を聞いていた現在のホーム長も、私が納得したのをみて安心した様子でした。 …参ったなぁ~というのが正直な感想です。 と言うのも、5ヶ月前までの私にとって××さんはいわば目の上の瘤的存在だったわけで。 スタッフの中で唯一、他の施設(デイサービス)での介護経験があることを鼻に掛けては上から目線でものを言ってこられることが苦痛この上ない人物でした。 自分は日勤のみの勤務なのに、他のシフトにまで平気で口出ししてきて。 内心「何様のつもりだくそ婆」と思っては飲み込む日々だったのを思い出します。 その彼女が、この5ヶ月の間に(元を質せばそれ以前から)そんな存在になっていたとは。 人生、わからないもんですね。 …前ホーム長とうんぬんの件については、あえてなにも言う気にはなりません。 男と女のことですから、なにがあってもおかしくはないと思います。 でも。 二人で写っている写メールを他のスタッフに見せた時、年下とはいえ元上司だった30代の 前ホーム長のことを「ちゃん」付で呼んでいたと聞いて思わずゾ~ッ。 私も、自分より約一回り年下の異性に惚れ込んでいる最中ですが。同じく30代の彼のことを「ちゃん」付では呼べません。「くん」付けです。 本日の夜勤担当者が言っていましたが、その一件(××さんと前ホーム長との関係)がわかってからというもの。××さんの実母であるその利用者さんのことを介護するにあたり、どうしてもこだわってしまう傾向にあるのスタッフが多いというのです。 「利用者さんと××さんは別個だとわかってはいるんだけど…母親でしょう? この人、どんな教育してきたんだろうってふと思っちゃうんだわ」と言っていました。 皆さんは、こんな時どう思いますか。 いまいち信じがたい話ですが、まったくないこともない話として考えてみてください。 ちなみに。××さんは(前ホーム長と知り合う前に)旦那さんと別れています。子供さんは既に独立しているそうですが、さすがに、前ホーム長との関係を自分の子供には打ち明けられずにいるとか。 そりゃそうでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.31 23:00:32
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