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あれこれ備忘録 ホスピス医のこころを支えるもの

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粗忽のたかびー

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2024.07.04
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カテゴリ:徒然日記

私の勤務するホスピス病棟、3月に2名、4月に1名、5月に1名、6月に2名、今月1名とこの5ヶ月で7名が退職した。そのうち2人は7年以上勤めてくれたベテランであった。

退職者と面談した事務のトップ2と先日ゴルフをした。その際になぜベテラン2人が辞めることになったかを聞いた。
5年前に新たにトップにたった経営者のやり方が気に入らない、それに迎合している看護部が気に入らない、仕事と給料が見合わなくなった、というものであった。

私はホスピスの医者側のトップなので、経営者の要請に従って、この5年間、病棟稼働率を高く維持するための方策を考え実行してきた。10年前に入職した頃に比べ、患者さんは1.5倍に増えて、そのため私も2倍は働いている。
これを維持してほしいと言われているし、維持できるだろう。診療報酬による医業収入を30%上げたので、給料も30%上げてくれている。なので不満はない。

ただ看護師の給料は上がっていなかったようだ。
看護師は自分の働きに見合った給料をくれるところに流れて行くのだそうだ。その2人は私についてきてくれて、同じように2倍働いていたから、辞めてしまうのもやむを得ない。

恐らく経営者にとって看護師は使い捨ての駒に過ぎないのかもしれない。給料に見合う働きをする看護師を、診療報酬が要求する規定の人数ギリギリがいてくれたらそれでいいのかな。






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Last updated  2024.07.05 06:20:06
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