あれこれ備忘録 ホスピス医のこころを支えるもの
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粗忽のたかびー
ホスピス・緩和ケア医をしています。 仕事でホスピス・緩和ケア病棟で出会う方々の人生には、小説より奇なり、と言う言葉があてはまる物語がよくあります。一方、私生活では沢山の映画、ドラマをみて、小説も読んできました。自分では味わえないドラマをいつも見聞きしていることになります。 日々感じたことを発信しようと思います。
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どこの職場でもそうかもしれないが、責任を背負いながらも無視できる強者はいる。 在宅療養の患者さんがモルヒネの持続皮下注射を必要とする時に、PCAポンプなるものが活躍する。 PCAとはpatient controled analgesiaの略で、患者さんが自ら疼痛をコントロールできるボタンのついている持続皮下注射用ポンプである。 さて、そのポンプを患者さん宅に持っていき、さあポンプを動かそうとしたら、バッテリーがほぼゼロに近い。 小型化するため電池ボックスはなく、携帯電話と同じようにUSBを用いて充電する仕組みなのだ。 結局、バッテリーがフルになるまでの間、患者さんはそのポンプを通して電源に繋がれる羽目になった。 緩和ケア認定看護師が管理することになっていたので、そのナースに充電が出来てなかったですよ、と報告した。 そしたら仰天の回答である。 病棟師長にお願いしておいたんですけどねえ! 次に病棟師長に確認に行くと、そんなこと頼まれたかしら? ここで切れるとハラスメント、とまた言われるので、ぐっと我慢したら、自分の中の何かが切れたのか、めまいがしだした。
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