勿忘草～戯曲集～

＜超私的感＞★★★　　５点満点
舞台において、泣く演技というのは、あまり好ましくない。涙が一筋流れたところで観客には見えにくいし、声がぶれて台詞が聞き取れなくなってしまう可能性があるからだ。しかし、そこは長野里美が好演、泣いてもぶれない。しかもそのすぐ後に明転でのシーンチェンジで感情を一変させる。流石です。
色々な劇団が再演し、また鴻上演出での再演も行われていますが、個人的には初演が一番良いと思う。初演は生では観られませんが、ＤＶＤで販売されているのでそちらでお楽しみ下さい。道具を余り使用しなく、かつキャストが3人なと少ないことが、小さな劇団でも比較的に上演しやすい為、今でも多くの劇団が再演を行っています。ちなみに私は初見の時は頭がこんがらがって最後訳が分からなくなってしましました・・・。ですので、深く内容を理解する為には戯曲を読むことをお薦めします。今、売られてる戯曲は読んでいないのではっきりとは言えませんが、現代の情勢にあわせて鴻上さんの手直しを入れてあるそうです。
私は観たのも読んだのも当時のモノです。

1993.11初演

上記あらすじは「ぴあ」の紹介文です。。


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