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テーマ:連載戯曲(216)
カテゴリ:ちょっとブレイク
今更ながらSpaceを語ろうかと思います。。
この作品は結末がよく分からないという声を頂きます。 更に多いのが、よく分からなかったというモノですが・・・。 結局のトコロ、この話は1人の人間の葛藤を描いたモノです。 安易なのでお気づきの方も多いと思いますが。 宇野=右脳=直感・発想 佐野=左脳=理性・論理 葉子=前頭葉=行動 と、まあ役割分けをしております。 宇野はコント作成担当。だが、やりたいコトを詰め込みすぎ、またアドリブに頼りがち・・・。 佐野は漫才担当。しかし、面白いコトが書けない・・・。 葉子はマイム担当。その中身は、宇野・佐野頼り・・・。 こんな感じです。 実生活でのこの子は、葉子に限りなく近い性格であると言えます。また、葉子の行動こそが実在の人間の行動と思って構いません。(コントシーンはその限りではありませんが・・・) ですので、ラストシーンに関しては宇野と佐野の暴走により本体が自殺をはかるという結末です。 登場人物を全員殺しておいて、何が言いたいのかと問われると難しかったりするのですが、つまりは悩んでいる人間に対し、「やりたいようにやれ」というのも、「こうすることが正しいんだ」と諭すことも、もしかすると本体をより苦しめるコトになると言いたかった訳です。だけどこうすれば良いんだみたいなコトは私は言えません。 ただ、現実を受け入れ、認めて見守るのが大事なのではなかろうかと思って書いたものです。 答えは様々あると思います。型にはめて解決できない問題だろうと思います。 一番近くにいる人がこうならないように見守って欲しいと思います。自分では開けられないドアもあるのだから・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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