勿忘草～戯曲集～

先日、深夜の通販番組を見ておりました。

商品はマッサージチェア……。
アメリカコメディドラマ「フレンズ」を見終えたばかりの私は、豪華な座椅子に憧れを抱いておりまして……つい見入ってしまいました。

で、発見。この振りと落としは上手いと……。

まず……

1．司会者がマッサージチェアの開発者に会う
　　　座った人の肩の位置を感知しマッサージをするシステムを取り入れると、それだけで頑張っても17万円かかるコトを述べる。

2．スタジオにいる芸能人被験者の感想
　　　これだと20万円位かな？と感想をもっともらしく述べる。

3．商品のセールスポイントを述べる
　　　軽いので移動しやすい！コンパクトなので場所をとらない！座った人に合わせてマッサージをするので、ポイントがずれない！安い！

4．値段を発表


ここまで見ていて、なるほどね……と。最大の売りは値段だな……さては。。
で、自分の見ていた感じで12万円位かな、これなら……と思ったトコロに提示された金額は

99800円

おぉ安い！

で、更に思った……なんで安いんだ？全然安くないじゃん！

振りの段階で、金額に対する概念を教育されていた訳ですね。マインドコントロールとも言いますが……。

最初に17万と言って、そのあと20万と言う。どちらも考えられる最低金額というイメージで。
で、実際の金額。。原価17万で、市場価格20万以上というイメージを植えつけられた後で10万を切る値段を言われたら、そりゃ安く感じるわな……。

最近ここまで手の込んだ通販を見てなかったので、ちょっと感動……。